NTTドコモが2021年度第二四半期決算の発表会の中で、ahamoの契約数が200万件を突破したことを発表しました。KDDIがpovo2.0として基本料ゼロ円を前面に出したプランをアピールしていますが、ahamoは順調に契約者数を伸ばしているようです。
NTTドコモはゼロ円プランは実施しない
NTTドコモとしては「低利用のお客さまが楽天に転出している事例はあると認識しているが、0円プランをやるつもりはない」と会見で明言しています。NTTドコモではデータ通信使用量が多くない顧客向けには安価なエコノミーMVNOを販売していく形になります。現在はフリービットとNTTコミュニケーションズのMVNOを選ぶことができます。
povo2.0は本当にゼロ円なのか
楽天モバイルのプランは本当に1GB未満のデータ通信にとどめれば月額基本料金はゼロ円になるので誇大広告に当たらないと思うのですが、KDDIのpovo 2.0は誇大広告なのではないかと思っています。なぜならば、基本料金0円のままで180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあると明記されているためです。povo2.0は基本料金ゼロ円というよりは、「新規契約後3ヶ月間はデータ通信速度最大128kbpsの制限下においてキャンペーンでゼロ円にする」と広告をすべきだと思います。
povoは100万契約
ちなみにpovoは10月29日の決算会見の席上で100万契約を超えたことが発表されています。また、この席上で「ゼロから始める競合がいてpovoを始めたがゼロから始まる人たちへの流出がだいぶ収まってきた」という発言もあったので、楽天モバイルへの転出を防ぐためにpovo2.0に切り替えざるを得なかったということなのでしょう。
楽天モバイルは推計373万契約
楽天モバイルについては推計で契約者数が373万件という数字が報道されています。
シェアでみると全体の1.9%、前四半期からのシェアの伸びは+0.4ポイントです。着実に契約者数を伸ばしているようです。
楽天モバイルの発表は411万契約
楽天モバイルは従来は累計の申込者数を発表していましたが、契約数は411万契約と初めて公式に発表がありました。月当たり15万から20万件程度で増え続けているそうです。
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