VICSセンターが旧方式による渋滞情報を2022年3月末に終了

当サイトの記事には広告が含まれます

渋滞情報をカーナビなどで表示するための仕組みの一つにVICS(道路交通情報システム)というものがあります。このVICSが開始当初からの旧方式による渋滞情報の配信を2022年3月末で終了します。これにより旧方式に対応したカーナビは渋滞情報を受信できなくなります。

スポンサーリンク

旧方式VICS終了に伴う影響

ただし、現在使われているカーナビは2001年から配信している方式にほとんどが対応しているため、旧方式が終わっても渋滞情報の受信が可能とのことです。

旧方式のサービス終了に伴い渋滞情報を受信できなくなるカーナビは概ね2003年までに発売された商品です。目的地までの経路探索、誘導等のカーナビの基本機能は引き続き使えます。

旧方式にしか対応していないカーナビか否かが不安な場合は、FM-VICS伝送方式統一お問い合わせセンターで確認することができます。9時から18時までが受付時間です。詳しくはこちらのページを確認してください。

VICSセンターからのお知らせ | VICS
VICSセンターからのお知らせです。

VICSの歴史

VICS連絡協議会が立ち上がったのは1990年、1995年にはVICSセンターが設立されました。翌年には東京、神奈川、埼玉、千葉で情報提供サービスを開始しました。これが旧方式となります。

渋滞情報配信の仕組み

その後、サービスを全国に拡大するとともに現在の方式がスタートしています。FM-VICSとはFM電波に冗長して渋滞情報を配信しています。道路上には渋滞を検知するビーコンを設置して情報を集めています。全国の主要道路にビーコンを設置する作業は本当に大変だったのではないかと思います。

また、ホンダのインターナビなどはVICSセンターからの渋滞情報とホンダのカーナビを搭載している車から送られてくる渋滞情報をリアルタイムに収集して携帯電話の通信を利用して配信しています。

スマホなどの位置情報を活用して混雑度や渋滞度を収集したり、どんどん進化しています。今後もさらに充実した渋滞情報が配信されてカーナビのルート選択で活用されるようになるでしょう。

コメント