吉祥寺駅北口、東急裏のエリアに弁天湯という銭湯があります。調べてみると戦後すぐの1946年に創業したそうです。吉祥寺駅からは徒歩7分ほどのエリアです。
80年の歴史の弁天湯
ずっと昔からこの地で営業している歴史のある銭湯ですが、なんと2021年12月31日の営業をもって休業をすることが発表されました。理由は設備の老朽化のためで、併設されているコインランドリーもあわせて休業します。
吉祥寺の繁華街でレトロな銭湯が今まで営業を続けてきたこと自体が奇跡的なことだと思いますが、暗黙のうちにこれからもずっと営業してくれるものと信じていました。突然の休業の知らせを聞いてとても驚いています。
ペンキ絵は塗りなおしたばかり
2021年9月24日にはペンキ絵を描き直したことが報告されていましたので、この時点では営業をまだまだ続けることを想定していたのではないでしょうか。
お風呂場には大きな富士山のペンキ絵のほかバイブラ、電気風呂、日替わりの薬湯などもあります。
現時点では休業したあとに銭湯がどうなってしまうのか何も発表はありません。できれば、同じ吉祥寺の名店、焼き鳥のいせやのように、古さを残した建物に建て替えて、銭湯として再出発してもらえると嬉しいです。今後の発表から目が離せません。
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目27−13
【2022/04/25追記】
弁天湯の建物解体中
残念ながら弁天湯の建物を解体しているというニュースが飛び込んできました。残念ながらあの建物のままで銭湯として再出発することは叶いませんでした。吉祥寺の中でも人通りが多い一等地ですが、跡地には何ができるのでしょう。
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