セブンイレブンが1ヵ月も前に賞味期限が過ぎた「おでん」を販売

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セブンイレブンの公式サイトで、「賞味期限切れ商品の販売に関するお詫び」というお知らせが出ました。タイトルだけを見ると、賞味期限を間違えて商品を売ってしまったのだろうと思ったのですが、実態はもっと酷くて悪質でした。

内部告発者(店の関係者)が人気ユーチューバーの「コレコレ」氏に情報を提出し明るみに出ました。少なくとも、内部告発をした店の関係者は賞味期限切れであったことを認識していたことになります。また「オーナーが『使ってもいいよ』と従業員に指示していた」とも報道されていたので、これが事実であれば店ぐるみの犯行ということになります。

賞味期限切れというのも、1日、2日の問題ではなく、1ヵ月も期限を超過した白滝やこんにゃくを使っていたと報道されています。

今回はこの関係者が証拠の動画も撮影していたため、セブンイレブンは事実関係を認めて謝罪し、公式サイトでのお詫びという形になりました。「厳正に対応する」としていますが、店の関係者に対して処分をするような発表です。本来は第三者委員会を開いて、本社の指示の内容や他の店舗での衛生管理の状況まで含めて対応すべき事案だと思います。再発防止策としては材料として供給している具材のトレーサビリティや第三者による在庫のチェック、監査の方法など検討すべきことは多いと思います。

今回の報道につながった店舗はフランチャイズ加盟店「セブン‐イレブン札幌北26条東21丁目店」です。セブンイレブンのお詫びの中には、「本件判明後、当該店舗ではおでんの販売を休止しております」という説明があります。おでんの中に過失で賞味期限切れの商品が紛れ込んだのであれば、この対応でも良いのかもしれませんが、故意に期限切れのものが販売されていたのだとすると、少なくともこの店舗で販売されているもの全てが信用できません。店舗自体を休業の扱いにしなければいけないと思います。

店の関係者が会社に対して告発せずに外部に対して告発したということも、本社に揉み消されることを危惧しての対応だったのだとすると、その背景に何があるかも解明されなければいけません。

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