1月27日に実施された「楽天 新春カンファレンス 2022」の中で、面白い調査結果が報告されました。
楽天モバイルに加入したユーザーの「楽天市場における1人当たりの平均月間流通総額」を調査したところ、楽天モバイルに加入する前と比較して約1.7倍に増額しているとのことです。さらに、楽天モバイルユーザーの約60%は恒常的に「楽天市場」で購入していることも発表されています。
楽天モバイルに新規加入後は楽天市場での買い物でポイントが一定期間、多く貰えるというキャンペーンを実施しているのでこの影響かとも思ったのですが、楽天市場で買い物量が増える傾向は継続性があるとのことです。もしかすると、SPUでポイント還元額がプラス1倍になる効果が大きいのかもしれません。
エコシステム(楽天経済圏)の中核として、楽天モバイルは一定の寄与があるようです。気になるのは、楽天モバイルでどの程度契約者数が増えたかです。
今回のカンファレンスでは楽天モバイルの契約数がMNO+MVNOの数字で発表されました。2021年12月末で約540万契約です。(2021年9月末時点では510万契約)
本当に知りたい数字は、MNO単体の契約者数と、MNOでどのくらいの売り上げにつながっているかについてです。2021年3月末時点でMNOの契約者数は289万件、2021年9月末時点で411万契約と発表されていました。
楽天モバイルでは2月8日に新規契約者に対する3ヵ月無料キャンペーンを終了することを発表しました。2月9日からはこれに代わる何らかのキャンペーンが始まるかもしれませんが、契約者数の伸びが鈍化しないか少し不安に感じています。
【2022/02/14追記】
契約者数は550万契約
楽天モバイルの契約者数は550万契約と発表されました。MNOとMVNOの合算値です。2021年12月末では540万契約だったので、1ヶ月少しで10万契約しか伸びていないことになります。3ヶ月無料キャンペーンが終了したので、駆け込み需要があったかと思ったのですが、伸びが鈍化しているように見えます。
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