iPhoneを店舗の決済端末として使える機能「Tap to Pay」が誕生

iPhoneに関する新しい情報が報道されていました。NHKでは、「アップル iPhone新機能 “非接触決済” 今春米で導入へ」と報じられています。ただ、このタイトル、今一つ実態をよく表していません。このNHKのタイトルを見ると、iPhoneが非接触決済に対応したように見えるのですが、既にiPhoneにはFerica（またはNFC）チップがのっているので、SuicaやIDといった非接触決済がApple Pay経由でできます。

記事の中を読んでいって判ったのですが、iPhoneをお店側の決済端末として使えるようになるのだそうです。お金を払う人はICチップ付きのクレジットカードやデビットカード、iPhone自体をお店側のiPhoneにかざせば支払いができます。

従来はお店では非接触決済を導入するためには決済端末を買わなければいけませんでした。回線の接続なども考えると設置は面倒です。

もし、特別なハードウェアは準備せずにiPhoneだけで決済端末として完結するのであれば、モバイル回線のそのまま使えるのでとても便利だと思います。

なお、利用できるiPhoneはiPhone XS以降です。対応しているクレジットカードのブランドはAmerican Express、Discover、Mastercard、Visaなどの主要な決済ネットワークです。apple storeでも使えるようになります。

米国の加盟店で利用できるようになるのは、2022年後半からとされています。現時点ではニュースリリースの中で日本での展開については触れられていません。