新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、私たちの働き方に対する価値観も大きく変化しています。3年ほど前までは当時の安倍首相を筆頭にして働き方を変えようという取り組みが行われていましたが、新型コロナウイルスの流行によって、突如としてテレワークを積極的に導入する企業も増えて、場所と時間に制約を受けない働き方ができる会社も増えてきました。
私が新入社員のころは本当に終業後にお酒を飲みに行く人がとっても多く、駅前のビルの5階にある居酒屋に行けば、必ず会社の誰かとは会えるなんていう状況にもなっていました。そんな当時は、飲みに誘っていただく機会も多かったのですが、お酒に強くないこと、会社の補助ももらいながら英会話を習っていたこともあって、入社、異動や退職といった何かの名目が付いた飲み会以外はほとんど参加していませんでした。
しかし、飲食の機会は感染拡大の温床になりやすいということで、現在は飲み会そのものが無くなってしまいました。昔は毎日のように飲みに行っていたような人も生活ががらりと一変してしまったと話しています。
私自身、飲みたくて飲みたくて仕方がないということはありませんでしたので、誘っていただく機会がなくなったことは、少し気持ち的には楽になったところもあります。
2年前に入社した新入社員からは、同期で飲みに行く機会も、対面で話すチャンスもほぼ無いという状況になってしまっているので、これが逆に今後の事業活動に影響を与えることもあるのではないかと少し心配になってきます。
もはや対面では仕事をしていないので、管理者でない限りはどの人が残業の申請をしているのかすら把握することが難しい状況です。「お先に失礼」という声も聞こえてきません。
コミュニケーションに不安は残る一方で、いろいろな電子的な仕組みは導入されて、少しでも円滑に業務が進むように環境は改善されてきています。
これから先、働き方はさらに変わっていくのか、それともコロナが収束したあとで、少しだけ昔に戻るような部分が出てくるのか、試行錯誤がまだ行われていくように感じます。
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