2022年3月1日に「BLOGOS サービス終了のお知らせ」が発表されました。2022年5月31日をもってサービスを終了します。
BLOGOSは2009年10月5日にスタートした提言型ニュースメディアです。発表された文書の中では、「ニュースサイトとして一定の役割を果たせた」という記載はありますが、なぜサービスを終了するのか、その理由について直接言及されていなかったのですが、広告収入だけで品質の高い記事を発信し続けることが難しくなってきたのではないかと思いました。
2014年当時は約3500万ページビューがありましたが、2021年1月時点では2000万ページビューとなっています。「BLOGOS」上で紹介されている登録ブロガーは1088人でした。
実は2月15日には「TECHCRUNCH JAPAN」および「エンガジェット日本版」の公開終了もアナウンスされています。
こちらは2022年3月31日をもって日々の更新が終了されて、2022年5月1日にサイトを閉鎖します。
「米国本社のグローバル戦略に伴い閉鎖を決めた」という記載はあるものの、こちらもなぜ閉鎖に至ったのか、その経緯について説明はありませんでしたが、やはり収支的な問題なのではないかと推測しています。
こちらは、 21年11月発行の資料によれば、エンガジェットの月間ページビューは3000万、ユーザー数は900万、一方でテッククランチは450万ページビュー、ユーザー数は180万でした。
大型のニュースメディアが同じ時期に閉鎖されることになります。インターネットの普及で雑誌や新聞などは大きな打撃を受けましたが、今度はインターネット上のニュースメディアが相次いで閉鎖される時代に突入しています。
これからは無料で質の高い情報を提供するメディアの運営は難しくなっていくのでしょうか。質の高いニュースを見たい場合には、有料メディアに頼らざるを得ない状況になってしまうことは避けたいところです。
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