NTTドコモから2022年度中にドコモショップを100店舗削減することが発表されました。現在は約2,300店舗あるので、かなりの和の削減です。今後の来店客数などを見ながら2023年度以降も最適な店舗網を構築していくとしているので、見直しはまだまだ続きそうです。
減るドコモショップ
携帯電話が高かったころにはドコモショップで手厚く利用者をフォローすることができたものの、競争が激化して、オンラインで手続きすることが一般的になってきた今、旧来然とした店舗網を維持することが、コスト面で徐々に困難になってきているのでしょう。
以前は固定電話についても電話局の営業窓口に行って手続きをしていましたが、現在では電話もしくはインターネットで手続きをすることが当たり前になりました。しかし、第二電電等の参入により固定電話の世界も競争が進んだことにより、電話局の営業窓口はどんどん無くなっていきました。
携帯電話についてもスマホで簡単に手続きできるような仕組みが整っていき、街中のショップはさらに減っていくと想定されます。
増える楽天モバイルのショップ
反面、楽天モバイルはショップの数が1000を超えたことを発表しました。また、本格サービスを展開してからさほど期間が経っていないのに、大手キャリアのショップ数の半分程度まで増やしたことはすごい勢いだと思います,
NTTドコモはショップを減らしているのに、楽天モバイルはショップを急速に増やしているのは、一見するとあべこべのようにも見えますが、楽天モバイルには周到な作戦がありそうな気がします。
やはり現在使っている大手キャリアから楽天モバイルにある程度のシェアが確保できるまではショップという形で露出を増やして安心感を持たせたり、インターネットでの操作が得意でない人に対して分かりやすく転出・転入のサポートが必要だという考えがあるような気がします。1000店舗突破のニュースリリースの中にも下記の記載がありました。
逆にある程度のシェアが取れて、インターネット上での手続きがもっと簡易に行えるようになったらドコモなどと同様に店舗数を減らす方向に向かうのではないでしょうか。
【2022/12/15追記】
楽天モバイルのショップが複数閉店
Twitterで楽天モバイルのショップが閉店したという情報が相次いでいます。埼玉県の戸田店、東京都の下高井戸店、愛知県の豊橋ミラまち店などです。
楽天モバイルの店舗数は12月14日現在で約1250件、楽天モバイルはインターネットで手続きが完結するので、そこまで実店舗は必要なかったということなのか、契約者数の伸びが思わしくないのか、どんな事情が絡んでいるのかは気になるところです。
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