無線LANルーターで信頼して使っていたTP-Link社に関して気になる報道がありました。当社が販売しているBluetoothレシーバーの中にMACアドレスが重複している商品があり、しかもTP-Link社の日本法人に問い合わせたところ、「ほとんどのブランドで同じMACアドレスが使用されている」と回答があったというのです。
ITmedia NEWSではアイオーデータ機器とバッファローに状況を確認していますが、当然のことながら両社共に「MACアドレスの重複は原則ない」と回答しています。
MACアドレスが重複したネットワーク機器は2台同時に利用することができません。本来、MACアドレスは機器個体ごとに異なる番号を降らなければいけないルールです。
ただ、TP-Link社はITmedia社の取材に「仕様通り」と答えているので、個体ごとに違う番号を振るのはコストがかかるので、そのままコピーをしているのでしょうか。
今回の対象機器は同社のBluetoothアダプター「UB500」です。パソコンのUSB端子に差し込むと、Bluetooth通信機能が付加できます。
MACアドレスは機器固有という基本的なルールが守らていないことを「仕様通り」とした上に、「TP-Linkは世界的に市場調査も行っており、ほとんどのブランドが同じMACアドレスを使用していることを確認している」と回答したのは如何なものかと思います。
逆に利用者から分かりにくい部分でも同様にルールを逸脱しているところがあるのではないかと怖くなってきました。
TP-Linkは流石にまずいと思ったのか、UB500がTwitterで話題になったことを受けて「本社は今回初めて本件についてフィードバックをいただいたため、より多くの環境に対応するために異なるMACアドレスで製品をアップデートできるかどうかを確認します」とコメントしているとITmediaでは報じています。
私自身、自宅のWi-FiルーターではTP-Link社製を利用しています。ネットワーク機器の会社の信頼性に問題があると、情報漏洩等、何があるのではないか?ととても不安になってきます。今回の件がどのように推移するのか状況を確認しつつ、対応を決めていこうと思っています。
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