Amazonで購入したモバイルバッテリーが原因で火災に遭った消費者が売買の場を提供したAmazonにも責任の一部があるとして、Amazonジャパンに損害賠償を求めた訴訟について、東京地裁は請求を棄却する判決を言い渡しました。
既に原告はサイトのフォームを利用して中国メーカーに連絡し和解を成立させているとして、被告に審査義務違反があるとは認められないと地裁は退けました。
2016年6月にAmazonで大容量モバイルバッテリーを購入、2017年11月にバッテリーから発火して自宅が火事となり約1000万円の損害がありました。
今回のバッテリーはAmazonのマーケットプレイスを介しての取引となります。
正直、同じAmazonで購入しているのに、Amazonからの直販で購入しているのか、マーケットプレイスの商品を購入しようとしているのか、慣れていない人にはとても区別がつきにくいです。
こちらの場合は、おーいお茶のストアが販売しているページです。よーく見ると分かります。
もしAmazonがマーケットプレイスで売買されている商品に対して責任を持たないのであれば、マーケットプレイスで売っている商品の掲載ページは直販とはまったくデザインを変えて、「Amazonと関係のないマーケットプレイスでの第三者との直接取引」だと分かるようにして、「Amazonは責任を取らない」ことも分かりやすく明記すべきだと思います。
私自身はAmazonでの買い物は少し怖いので、最近は買い物をしていません。Amazonで欲しい商品を検索すると、マーケットプレイスの訳の分からない商品がいっぱいヒットしてしまいます。結局、自分が欲しい商品はどれなのか選ぶのかが大変な状態で間違って怪しい商品を購入してしまうリスクも付き纏います。
最近はもっぱら楽天市場を利用して信頼できる会社の商品を購入するようにしています。
【2022/04/20追記】
今回、発火したモバイルバッテリーのメーカーと商品名が公表されました。AukeyのPB-C9という商品です。支援者の募集も行われています。
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