「放送」の終わりの始まり?BSスカパー!がサービスを終了

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スカパーJTATがBSスカパー!のサービスを2022年10月31日24時で終了することを発表しました。終了するのは、BS241/Ch.579です。BSスカパー!以外の全チャンネル(合計144チャンネル)は放送を続けます。

近年、インターネット通信環境が進化して、ブロードバンド回線をどこでも使える環境が整ってきました。こうなれば、放送される時間帯に合わせて番組を見る試聴スタイルから、見たいときに見たい番組を見られるインターネットの動画配信サービスに人気が出るのは当然の流れとも言えます。

BSスカパー!

最近ではテレビ自体がインターネットに接続できるようになって、AmazonプライムやHulu、Netflixなどの動画配信サービスをテレビだけで見られるようになってきているのも、放送から通信に試聴スタイルが変わってきていることに拍車をかけていると思います。

まずは、スカパー!やWOWOWといった有料の放送会社が今後どのように戦っていくのかは興味深いところです。

BSスカパー!は2011年10月に放送を開始しました。音楽ライブ、スポーツ、オリジナル番組などの魅力的なコンテンツを揃えて顧客を勧誘してきました。

しかし、スカパーJSATとしては、「一定の役割を終えたと判断した」としています。背景には契約者の減少などがあったのでしょう。

スカパー!でも放送とは別に2021年10月から有料動画配信サービス「SPOOX」や、放送サービス契約者が無料で利用できる配信サービスの「スカパー!番組配信」を展開しています。他の会社との競争が厳しいレッドオーシャンではありますが、今後は通信を使った番組配信に軸足を移していくのかもしれません。

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