楽天モバイルは7月1日から現在の料金プランを改定して、月間1GB未満のデータ通信量であれば「月額ゼロ円」から維持できたプランをゼロ円では維持できないプランに変更することを発表しました。
新しい料金体系
改定した後は、0GBから3GB以下で税込1078円となります。(まったくデータ通信をしていなくても月額1078円かかる)
3GB〜20GB以下は2178円、20GBを超えた場合は3278円という料金体系は今までと変わりません。
楽天モバイルのゼロ円維持
楽天モバイルで契約をしていると、楽天市場のSPUがプラス1倍になりますが、今までは例え楽天モバイルでデータ通信をしなくても契約を続けている人が多数いたと思います。
楽天モバイルでは既存利用者についても0円プランを廃止せざるを得なかったのは電気通信事業法に抵触する恐れがあったためとしています。
楽天から見るとゼロ円維持している利用者が例えデータ通信を使っていなくても顧客を管理するための固定費がかかってしまうことや、契約者数に比して売上がなかなか上がらないというジレンマを抱えていたので、本音のところではゼロ円プランを完全に廃止したい気持ちもあったのでしょう。
現行プランの人は自動的に新プランへ
現在は月額0円で楽天モバイルの回線を維持していても、7月からは自動で新しいプランに切り替わり、最低でも月額1078円が請求されるようになります。
楽天市場における買い物の還元倍率は今よりも良くなるメリットも新設です。
既に楽天モバイルと契約してゼロ円で回線を維持している場合、7月1日に新料金プランに移行しますが、10月末までは下記のような軽減措置があります。
10月末までに解約をするか、別の携帯電話会社(またはMVNO事業者)で契約している回線を解約(または楽天モバイルにMNP)して、楽天モバイル側の回線を主回線として利用するかの選択が求められることになりそうです。
私自身は楽天市場はダイヤモンド会員なので、1ヶ月あたり5万円の買い物をすると1000ポイントの還元で差し引きゼロ円になる計算になりますが、毎月のエントリーが必要など面倒くさそうな一面もあるので思案のしどころです。
【2022/05/17追記】
povoに加入申し込み集中
楽天モバイルのゼロ円プラン廃止に伴って、KDDIの povoに加入の申し込みが集中しています。やはり楽天モバイルからの転出組と新規加入が増えているようです。
ただ、当面は大丈夫だと思いますが、ゼロ円維持目当てのお客さんがあまりにも増えすぎると、povoもいつまでもゼロ円プランの提供を続けることが困難になる可能性もあるので動向には注意が必要かもしれません。
私は少なくとも10月まで楽天モバイルのままで様子を見たいと思っています。
【2022年5月18日】
IIJmioにも申し込み集中
MVNOで格安SIMを提供しているIIJmioにも申し込みが集中し、本人確認手続き及び商品の発送までに通常よりお時間をいただく場合があることがお知らせに掲載されました。特に理由は判りませんが、時期的に考えると、楽天モバイルから転入してくる人が増えていると想像できます。
IIJmioは0円で維持できるプランこそありませんが、料金体系が判りやすくプランも選びやすいのが特徴で安価に維持できます。私もメイン回線はIIJmioを使っています。
他社からの乗り換えでスマホが110円から手に入るというキャンペーンを実施していることも一つの魅力になっているのかもしれません。
【2024/07/31追記】
株主優待プラン
楽天グループの株主に1年分の楽天モバイルの利用権が付与されました。毎月30GBまでデータ通信をすることができます。Rakuten最強プランの契約はそのまま残して、株主優待のeSIMをメインで利用することで、Rakuten最強プランの回線は最低料金で維持しています。
楽天ドライブで50GB分のストレージをサービス
Rakuten最強プランに入っていると、無料で50GBの楽天ドライブのクラウドストレージが使えるようになることが発表されました。こちらで紹介しています。
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