新東名高速道路の新秦野インターチェンジから伊勢原大山インターチェンジまでが2022年の4月16日に開通しました。
今回、富士宮でしぐれ焼きを食べてから東名高速を使って東京に帰る機会があったので、あえて大井松田インターチェンジで降りて、新秦野インターチェンジまで行ってみました。
大井松田ICから新秦野ICは一般道
大井松田インターチェンジから新秦野インターチェンジまでは国道246号線を走行するのですが、この区間はほぼ山の中で道路が混雑しないので、東名高速が混雑している時は迂回路として使うこともできます。
国道246号線を東に向かって走っていくと、新秦野インターチェンジが近づくと新東名の案内が出てくるので、道に迷うこともないと思います。
まだ、新秦野インターチェンジから新御殿場インターチェンジまでは開通していませんので、名古屋方面に行くことはできません。伊勢原ジャンクションで名古屋方面に行くこともできません。あくまでも現時点では、新秦野インターチェンジは東京方面に行くときだけに使えるインターチェンジです。
新秦野インターチェンジの国道246号線の入口から新東名まではかなり離れています。片側1車線のアクセス道路を通って行きます。(厚木秦野道路で、厚木北IC、秦野中井IC新秦野ICを結ぶ構想もあります)
日曜日の午後2時ごろに利用したのですが、とにかく車の数が少ないです。新秦野から伊勢原大山インターチェンジまでは高速道路を貸し切っているような感じでした。道路は二車線です。
ゴルフ場を貫く長いトンネルもいくつかあります。トンネルの中間地点あたりにはプロジェクターで出口までの距離が表示されていました。
今回の開通で秦野から厚木あたりまでの混雑を回避することができるルートが一つ増えました。より便利になったと思います。
新御殿場ICから神奈川県トンネルの工事が難航
新東名高速道路の新御殿場ICから神奈川県を結ぶ区間について、NEXCO中日本は開通予定は2027年度と発表しました。静岡県側は新御殿場ICまで2021年4月10日に開通しましたが、その先、新秦野ICまでの約25Kmの区間では工事が行われています。
当初は2023年度に開通の予定でしたが、トンネル工事が難航したことで、スケジュールが見直されました。
神奈川県の松田町と山北町をつなぐ約2.8Kmの高松トンネルでは湧水が大量に発生したほか、崩れやすい地質であることも判明しています。
もしも、圏央道から豊田東JCTまで新東名がつながればかとても便利になるので、開通を楽しみに待ちたいと思います。
【2023/01/04追記】
海老名南JCTから東京への延伸計画
新東名高速道路は圏央道に接続する海老名南JCTが本来は始点ではなくもっと東京に近いところが始点になる予定です。国土開発幹線自動車道建設法の予定路線となっていて、横浜泉インターチェンジ(仮称)を通って玉川インターチェンジ(仮称)まで続く予定です。
神奈川県の「かながわのみちづくり計画」では新東名延伸部は横浜環状道路に接続して計画線が終わっていますが、近い将来、少なくとも横浜泉インターチェンジまでは建設を具体化したいということなのでしょう。その先は横浜新道や第三京浜で玉川インターチェンジまでであれば行くことができるので、こちらを活用する方法もあるのかもしれません。
ただ、横浜新道は片側二車線で道路の容量が不足していること、玉川インターチェンジは環状8号線に出られるものの、慢性的な渋滞が発生していることから、なんらかの強化が必要かと思います。
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