東洋経済オンラインを読んでいると、「”ポイントをやめたらお金が貯まる”まさかの理由」という記事が目に留まりました。朝日新聞に入社し社会部や編集部、論説委員、編集委員などをされたあと、現在はフリーランサーとして活躍されている稲垣えみ子さんという方の記事です。
ポイ活で失うもの
確かに楽天などの経済圏でポイントを貯めようとすると、楽天市場でお買い物マラソンを実施しているときに10店舗で買い回りをして、そこまで必要ないものを購入してしまったり、数々のキャンペーンにエントリーするために貴重な時間を失ったり、購読した覚えのないメールマガジンを削除するのに手間がかかったりと失うことが多いことも確かです。
逆に無理にポイントを貯めようとせずに、必要なときに必要なものだけを購入するようにすれば、圧倒的に買い物の量が減ります。また、還元されるポイントも減りますが、それはその商品を購入するときに本当に必要なものなのかどうか考えるきっかけにもなるという著者の方の意見もよく判ります。
販売店側の利益
今は日本では収入が思うように増えなかったり、消費者の身の回りにはモノがあふれていたり、販売業者の競争相手もどんどん増えて、物がなかなか売れない時代です。そんな環境の中で販売業者が編み出した手が、ポイントの還元です。自分の経済圏に入れてしまえば、その消費者を取り込むことができますし、また絶対に必要なものではなく何となくほしいと思っているものを買わせることができます。ポイントを大幅にアップして還元しているので、消費者側がお得になっているような感覚に陥りますが、販売側もそれで儲かることから実施していることなので、消費者側はよくよく気を付けなければなりません。
拘らなければいけないのは必須のものだけを買うこと
ポイ活自体が悪いのではなく、まずはキャンペーンにつられて必須ではないものを購入することを防ぐことが大事なのではないかと思います。楽天市場のお買い物マラソンでは、数日間程度のキャンペーン期間の中で10店舗買い回りをその場で考えて買い物をしていると無駄な買い物をどうしてもする確率が増えます。
それを防ぐためには、本当に必要なものを事前に「お気に入り」に登録しておいて、お買い物マラソンのときには、お気に入りに登録しておいた商品だけを購入するような徹底ぶりが必要になってくるのでしょう。
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