ブルームバーグが次期iPadOSに関する興味深い情報を報道しています。もともとはiOSとiPadOSは同じiOSだったものが途中から分岐したOSです。iPadOSの方がiPadに特化したマルチタスキングなど高度な機能を実装し始めたためです。分岐したあとも、iOSとiPadOSは同じ9月の時期にメジャーアップデートをしていました。
しかし、関係者が協議の非公開を理由に匿名で語ったところによれば、2022年はiPadOS16の公開が1ヵ月延期されて10月になるようです。
iPadOS16の提供が遅れるのは、iPadのマルチタスク機能を全面的に見直す大掛かりな取り組みに起因しています。まるでWindowsと同じように、個々のウインドウのサイズを変更し異なるアプリの間を行き来できるステージマネージャー機能が含まれます。すでにこの機能はβ版としてリリースしていますが、製品の品質不良や判りにくいインターフェース、大半のiPadとの互換性の欠如が一部の開発者やユーザーから指摘されているようです。
iPadは今まではスマホの画面の大きくしたものという印象が強かったですが、徐々にパソコンに近い、更に高度で効率的な使い方ができる製品に生まれ変わっていきます。中途半端なところで妥協して、新しいiPadOSを提供し、消費者を落胆させることは、今後のiPadの成長に向けて大きな禍根を残すことになるので、ここは公開日を遅らせてでも良い製品の開発を進めてほしいと願うばかりです。
すでに、AppleはMACで高度なOSを開発してきた実績もありますので、どんな製品に仕上がるのかは期待して待っていようと思います。
コメント