三重大学の奥村晴彦名誉教授がツイートした、3回目のワクチン追加接種率と人口100万人あたりの感染者数の相関を都道府県別にプロットしたグラフが話題になっていました。
感染者数と三回目ワクチン接種率の関係
こちらのグラフになります。ほぼ一直線上に各県が並んでいるようにも見えるので、強い相関があるようにも見えます。
これは散布図にするとおもしろいですね https://t.co/rjBLyPtVXI pic.twitter.com/YMsDMVVpxI
— Haruhiko Okumura (@h_okumura) August 12, 2022
追加接種率が50%を割っている沖縄県では他の都道府県と比較して圧倒的に総感染者数が多いことが分かります。沖縄県や東京都、大阪府の感染者数が多いのは、高齢化率が低いことも一因しているようです。
逆に秋田県は感染者数がとても低いです。秋田県は高齢化率が高いこととともにワクチン接種率が高いことが一因になっているようです。
感染者数とNHK受信料未払い率の関係
ただ専門家の目から見ると、「ワクチンの効果あり」とそのまま信じるべきではなく強い相関とまでは言えないということのようです。こちらは、それを証明するNHK受信料未払い率と累積感染者数の関係のグラフです。
奥村名誉教授は当然分かっていて年齢や人口密度でも考察しているのですが、リプや印ツイを見ると多くが分かってなくて「ワクチンの効果あり」のグラフだと思っている。それで1.9万のいいね。最初の散布図しか見ていない人が多数。
相関だけならNHKの受信料支払い率の方が上ですよw https://t.co/ZaTaht6LET pic.twitter.com/JYp0SpTTiF— okhotska (@0kh0tska) August 13, 2022
このグラフを見ると、一見は感染とまったく関係がなさそうな、NHK受信料支払い率の方が感染と強い相関があることになります。ただ実は、「支払-接種」は相関が強いほか、さらに「支払-感染」の方が数字としては相関が強いことも確認されています。
こちらのグラフも興味深いです。
奥村先生が既に検討されていると思うけど、グラフ作成中にうっかり作ってしまった単純なグラフにビックリ。横軸を人口密度にとろうが、可住地面積あたり人口密度にとろうが、ほぼ同じ。(沖縄も目立たない。)
人口規模に応じて対策せよってこと。国民はこれだけ知ってりゃ良いんじゃね? pic.twitter.com/cu7zWj1xEa— 古林敬一 (@K1Furubayashi) August 13, 2022
縦軸は累積感染者数、横軸は人口ですが、こちらも強い相関がありそうです。単純に人が多ければ感染する人も多いと理解すれば良いのでしょうか。沖縄、福岡、大阪、東京が少し上に飛び出ているのは3回目接種率が低いことと関係しているということなのでしょう。
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