こちらのブログでも使わせていただいているのですが、WordPressのテーマ「cocoon」の開発が今までの作成者の「わいひら」さんからエックスサーバーに譲渡されることが発表されました。
cocoonはとても無償で利用できることが信じられないほど高機能で利用しやすい、スタイリッシュなWordPressのテーマです。
開発者のわいひらさんは、エックスサーバーと業務提携契約を締結して、今後も開発に参画されるとのことです。わいひらさんは基本的に一人で開発を続けて来られましたが、これだけ高機能なテーマになったことでそのメンテナンスや機能追加も多大な労力がかかっていたのではないかと思います。
わいひらさんとしては、エックスサーバー社に譲渡することで今後より多くの人が開発に参画して安定的にテーマ事業を継続することができるようになることを譲渡を決断した理由の一つにあげられています。
わいひらさんの思いはよく理解できたのですが、逆にエックスサーバー社側にどんなメリットがあったのかはニュースリリースの文面からはよく分かりませんでした。なんとなく本当の意図が分からないのは怖いです。
私が一番心配だったのは、使用する際にエックスサーバーに限定されてしまう、またはエックスサーバー以外で利用する場合は有料になるという変化があることでした。しかし、ニュースリリースでは、「cocoonは今後もGPL100%のWordPressテーマとして、当社以外のレンタルサーバーでもこれまでどおり無料で利用できます」という記載があったので安心しました。
ニュースリリースによれば、わいひらさんの元には他の事業者からも事業譲渡の誘いはあったものの有償化が前提だったため断ってきたとのことです。
今後も継続して機能追加やバグフィックスが続けられて、オープンな形でcocoonが利用できることを願っています。
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