通常のインターチェンジと比較すると構造が簡易で比較的安い金額で増設できるスマートインターチェンジの増設が各地で進んでいます。スマートインターチェンジは有人の料金所を設けずに、ETCによる料金の収受のみを行うため、ETC装置が付いていないクルマは通行することができません。
NEXCOでは今後、今まで有人であった料金所も含めて無人化していく方針を発表しているので、高速道路を利用するならばETC装置は必需品であると言っても過言ではありません。
スマートインターチェンジの入り口ではゲートが常に閉まっている状態になっていますので、ゲートの前で一時停止をする必要があります。一時停止をすることで初めてゲートが開きますので、それからの通過になります。誤ってそのまま通り抜けないようにすることが大事です。
国交省では新たに7箇所のスマートインターチェンジについて、事業認可をしました。下記の7箇所です。
- 「新得」:北海道横断自動車道黒松内釧路線(トマムIC~十勝清水IC間)
- 「八幡平」:東北縦貫自動車道弘前線(松尾八幡平IC~安代IC間)
- 「千代田PA」:常磐自動車道(土浦北IC~千代田石岡IC間)
- 「足利」:北関東自動車道(太田桐生IC~足利IC間)
- 「検見川・真砂」:東関東自動車道水戸線(湾岸習志野IC~千葉北IC間)
- 「外環八潮」:常磐自動車道(東京外環自動車道)(草加IC~外環三郷西IC間)
- 「神田」:北陸自動車道(長浜IC~米原IC間)
あわせて、事業の準備段階である「調査着手箇所」も新規に4か所設定されました。対象は以下のインターチェンジです。
- 壬生PAスマートIC(栃木県壬生町、北関東道)都賀IC~壬生IC間
- 屋代スマートIC(長野県千曲市、上信越道)坂城IC~長野IC間
- 加計スマートIC(広島県安芸太田町、中国道)千代田IC~戸河内IC間 ※フルIC化
- 霧島スマートIC(鹿児島県霧島市、東九州道)国分IC~隼人IC間
スマートインターチェンジが増えることで便利になることは喜ばしいことではありますが、今回、関越道の新座スマートインターチェンジが含まれていなかったことはとても残念でした。
新座スマートインターチェンジの構想については、こちらで紹介しています。
関越道の新座料金所スマートインターチェンジ設置構想の早期実現を!
新潟と東京を結ぶ関越自動車道は首都高速道路と直接接続していない変わった自動車道です。唯一、大泉ジャンクションで外環道とつながっていて、美女木ジャンクションまで行ってようやく首都高速道路につながります。
特に週末になると関越道の上りは練馬の出口は混雑することが多く、ここに出口ができるととても便利になることから設置を期待していました。今回の事業認可には含まれていなかったので、開通するのはまだまだ先になりそうです。
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