動画配信大手の米Netflix社が広告付きの格安プランを11月の初旬から世界12ヶ国で開始することを発表しました。プランの名前は「Basic with Ads(広告つきベーシック)」で、米国では月額6.99ドル(日本では税込790円)です。
従来のベーシックプランは990円でしたので、200円の値下げです。
Netflixが広告付きプランを提供する国
広告付きプランを提供するのは下記の12ヵ国です。
- オーストラリア
- ブラジル
- カナダ
- フランス
- ドイツ
- イタリア
- 日本
- 韓国
- メキシコ
- スペイン
- 英国
- 米国
国によって開始日は異なっていて、日本では11月4日午前1時から提供という形になります。
サービスの内容
広告付きプランの内容は既存のベーシックプランとほぼ同じですが、下記の点で違いがあります。
- 画質が720p(HD)になる(既存のベーシックプランも720pにアップグレード)
- 1時間あたり4分から5分程度の広告が流れる
- コンテンツをダウンロードしてオフライン環境で楽しむことはできない
- ライセンスの影響で一部のコンテンツを見られない
- 月額780円になる
視聴者が同じ広告ばかりを繰り返し見ることがないように頻度にはかなり厳しい制限を設けると報道陣に説明しています。
まとめ
もう少し広告付きプランではインパクトのある価格を提示してくるのではないか?と期待していたのですが、月額で200円分という意外と小幅な値下げとなり残念でした。
今後は年内にディズニープラスが広告付きプランを提供します。ディズニープラスはNetflixの広告付きプランの値付けを意識してプライシングすることになるでしょう。
Netflixにとって今回の広告付きプランが起死回生の一手となるのか、今後の動向に注目が集まることになりそうです。
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