山梨銘菓の信玄餅はとても有名ですが、食べにくいことでも良く知られています。
小さな器の中にキノコとお餅、その上からかける黒蜜がセットになっているのですが、あの小さな容器の上から黒蜜をかければ、食べるときに間違えなくきな粉と共にこぼしてしまいます。
そんなとき、本家本元の金精軒さんが興味深いツイートをしてくれました。
よくお客さんから「信玄餅の面白い食べ方を教えて欲しい」とお声がけされます。
何か裏技でもあれば喜んで貰えるのですが、特に無いというのが現状で
自分たちもお客さんと同じように「黒蜜が絡みにくいし、きな粉が溢れるなぁ」と思いながら食べています。 pic.twitter.com/khG8NFoQCh
— 金精軒 (@kinseiken_jp) October 14, 2022
残念ながら金精軒さんでも、面白い食べ方や裏技はなくて、金精軒の方も「黒蜜が絡みにくいし、きな粉がこぼれるな」と思いながら食べているのだそうです。
ちなみに、金精軒さんの信玄餅はこちらになります。
実はNEXCO中日本のサービスエリアのお土産コーナーなど、いろいろなところでよく見かけるのは、桔梗屋の桔梗信玄餅です。
桔梗屋は明治22年創業で一日の桔梗信玄餅の生産数は12万個にものぼるとのことです。一方で、金精軒製菓は明治35年創業、「信玄餅」の商標は金精軒が取得しています。
桔梗信玄餅には、山梨県を舞台にしたアニメ「ゆるキャン△」とのコラボバージョンがあります。
実はこちらの商品のパッケージには「ゆるキャン△」流の食べ方が紹介されています。
器が包まれているビニールを机の上に広げて、容器の中に入っているお餅ときな粉を全部ビニールの上に出してしまい、その上から黒蜜をかけて、ビニールを巻いてモミモミすることで、黒蜜ときな粉、お餅を馴染ませる方法です。
これならば、溢れる心配もありませんし、しっかりと馴染んでくれるのは良いのですが、ちょっと美味しそうではなくなるところが玉に瑕です。
この食べ方は桔梗屋の公式サイトや動画でも番外編として紹介されています。動画の公開は2013年なので、少なくとも10年前からある食べ方です。
実際に桔梗屋にインタビューをした記事も見つけたのですが、いつのことかは不明としつつもお客さんから教わったことがきっかけとのことです。
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