NEXCO中日本が中央道でAIを利用し高速道路の渋滞を高精度に予測開始

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NEXCO中日本が中央自動車道の上り、大月インターチェンジと八王子ジャンクションの間でAIを使った交通渋滞を予測する実証実験を11月19日から実施することを発表しています。

この区間は「小仏トンネルを先頭に渋滞25Km」といった渋滞情報でも有名な小仏トンネルが存在する区間で、週末の夕方以降になるといつも渋滞するイメージのある区間です。NEXCO中日本では小仏トンネルをもう一本掘って、上り線の車線数を増やす工事も実施しています。

AIによる渋滞の予測はNEXCO中日本が保有する以下の情報などから大月インターチェンジから八王子ジャンクションまでの所要時間を予測します。

  • 過去の交通量
  • 速度
  • 渋滞
  • 降雨量

所要時間を予測した結果は毎時00分に4時間後までの渋滞予測をWEBサイト「中央道渋滞減らし隊」で提供します。(通常は25分で通過できる区間です)

中央道渋滞減らし隊

中央道 渋滞減らし隊 ~上り線 小仏トンネル 渋滞予測~

下記のように大月インターチェンジの通過時刻30分ごとの時間別に予想時間が判ります。

中央道渋滞予測

上記の場合は通常は25分で通過できるところが、最大で+120分になるということになります。

問題は渋滞することが判ったときにどうするかです。一つの案はどこかのインターチェンジで降りたり、どこかのサービスエリアに寄ったりして、高速道路が空くまで観光や食事をする案が考えられます。

もう一つは、中央道を避けて一般道を迂回する案です。この抜け道に関しては、こちらで紹介しています。

中央道「小仏トンネル」先頭で渋滞時の県道35号を使った抜け道作戦
10月29日の夕方、中央道を伊那から調布に向けて走っていました。しかし、電光掲示板を見ていると、大月から小仏トンネルまで25キロの渋滞、通過に120分かかるという表示が出ています。  また、交通情報のラジオを聞いていると、上野原インターチェ...

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