イーロンマスク氏がTwitterを買収後、11月16日に解雇されていない社員に対して、「今後、長時間猛烈に働くことを選ぶか、それとも会社を辞めるか」という選択を迫ったことが報じられています。日本であれば、労働基準監督署がすぐに動くような事案になりそうですが、ニュースを見る限り、米国の行政機関が動いているような報道は見られません。
Twitter社は5000人規模の人員削減?
そんなこともあってか、NHKではこれまでに全社員の6割以上にあたる5000人規模の人員削減が行われたことを報じていました。
これだけたくさんの人を解雇しても、Twitterそよものは何事もなかったかのように動き続けています。とすると、解雇された人たちは今まで何をやっていたのかという声も出るかもしれません。
Twitterでこれから起こること
しかし、単に現在動いているシステムを動かし続ける運用に従事する部門の人が何とか動かしている状態で、例えば下記のような仕事は止まっているかもしれません。
- セキュリティアップデート
- 機器の更新
- 機能改善
- ユーザーサポート活動
- 広告集め(営業)
数週間という期間ではほころびは目には見えにくいかもしれませんが、数ヶ月の単位では何かが変わってくるのではないでしょうか。
特に怖いのはセキュリティ面です。Twitter社のセキュリティ確保が疎かになると、Twitterのサーバーにマルウェアが棲みついたり、アカウントを乗っ取られるような事案に繋がることもあるかもしれません。
Twitterの先行きを心配する人が増えてきて、果てはTwitterの今後が不安であるならば、データをダウンロードしておこうという記事まで出ています。
Twitterはすでにレガシーな古いメディアと見られる場合もありますが、やはり便利なコミュニケーション手段であることには間違ありません。
現在の混乱が収束するのか否か気になるところです。
【2022/11/29追記】
Twitterから約540万件のアカウントデータ漏洩
ITmediaニュースで、Twitterから約540万件ものアカウントデータが漏洩していたことが報道されていました。ハッカーフォーラムで公開されていたようです。
公開された情報は下記のとおりです。
- アカウントのID
- 名前
- ログイン名
- 電話番号
- メールアドレス
1月に見つかったTwitterの脆弱性を突いた攻撃で盗まれたものなので、イーロンマスク氏が買収する前のことになります。
他にも1700万件もの漏洩があったという情報も報じられていますが、正確なことは分かりません。
誰のデータが漏洩したのかは分かりませんので、迷惑メールが来ることなどに注意した方が良いです。
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