ジョブチューンはそろそろ放送を終わらせた方が良いかも

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一流料理人がチェーン店の料理などを評価するTBS系列で放送されている「ジョブチューン」という番組がありますが、先日、ロイヤルホストの特集がありました。

番組全体で結果は10品中、7品合格だったのでした。しかし、ロイヤルホストが自信をもって出品した、495円でロングセラーになっているホットケーキに対して、料理人から不合格、酷評されたことがSNSなどで議論になっています。(合格1、不合格6)

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放送された評価の内容

一流料理人の評価の内容が酷いので、ロイヤルホストのホットケーキを美味しいと思って食べている視聴者の心まで傷つけています。

  • パンケーキはナチュラルな方向に向かっているがすごくケミカルな味がする
  • 価格を上げて生地自体の美味しさを出す
  • 古い形にこだわり過ぎて、焼くことにこだわり過ぎている
  • 失礼な言い方をすると、家でも焼けるんじゃないか
  • フライパンは進化しているので家で焼いてもだいたいこんな色にはなる
  • 3枚重なっていて何が1枚と違うんだろう
  • 生地にバターを練りこむなど変えていった方が良い

ロイヤルホストの料理長、寺田氏が非常に誠実な人柄の方なので、余計に料理人の評価のひどさが目立ちます。

評価の感想を聞かれたロイヤルホストですが、営業総責任者の方が、「食べていただくお客様から評価される改良の余地があれば、我々取り組まなければいけない」という回答はとても良かったと思います。料理人の言葉は聞きつつも、その言葉だけには左右されずに、真摯にお客さんの声を聴き続けるということなのでしょう

テレビ局はこのようにネットで炎上すれば、番組の知名度と視聴率が上がると考えているのか、特に何も動いていません。SNS上では酷評した料理人の店は潰れろといった過激な書き込みもあり、テレビに出演した料理人も結果としては傷ついています。

もちろん、ロイヤルホスト自体もあんな言われ方をしたら、ロイヤルホストをよく利用している人は擁護する一方、ほかのお客さんは足が遠のいてしまうかもしれません。

ジョブチューンのような番組は、そろそろ放送の在り方を見直した方が良いのではないかと思います。

【2022/11/30追記】

一流料理人はノーギャラ、問われるテレビ局の姿勢

Yahoo!ニュースにジョブチューンを深掘りした女性自身の記事が掲載されていました。要約は下記の通りです。

  • 京都のフレンチレストランのシェフ、前田氏に取材
  • ノーギャラでの出演
  • このままで文句無しに美味しいか、もう少し改良すればもっとよくなるはずを基準に評価
  • パンケーキについては低価格で高クオリティであることを評価しつつも、香料や膨張剤の持つ香りが不自然に感じたことを指摘した
  • 商品開発会議のような雰囲気で今回はいい回になったとシェフ各自確信
  • 批判を誇張する演出は残念
  • 飲食業が魅力的な業界と感じることができなかった

テレビ番組はマンネリ化により視聴者が離れていくことが脅威なので、常に前回放送以上のものを求める傾向になり、過剰演出が発生しやすくなります。結果、視聴者の心情を害したり、出演者の意図と違った内容で放送されるのであれば、番組は終了した方が良いと思います。

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