12月4日の朝、浜松市の新東名高速道路で博多から新宿に向かう高速バスと大型トラックが衝突する事故が発生しました。高速バスには運転手と乗客を合わせて19人が乗車、乗客6名とバスの運転手1名、大型トラックの運転手1名の合計8名が怪我をしたと報じられています。
バスは前の部分が破損していることから、前を走るトラックに追突したとみられています。
バスの乗務員は2名乗車しており、2時間おきに交代しながら運転することになっていました。
事故を起こしたバスの写真を見てみると、黄色い車体でバスの側面に「Tenryo」と書かれています。調べてみると、天領バスという福岡のバス会社が運行しているバスのようです。
平成2年に創業した比較的歴史の浅い会社で、韓国訪日客事業に平成3年に九州で初めて着手したことが書かれていました。高速ツアーバスの事業を始めたのは、平成21年からになります。
会社の公式サイトの新着情報を見ても、2021年2月8日の光触媒施工を実施したことが最後で、今回の事故のお知らせはありませんでした。
天領バスの時刻表を見ると、Hertsバスステーション博多を出発するのが午後6時半、バスタ新宿に着くのが午前10時10分です。
鉄道であれば、基本的に線路の上しか走ることがあできませんし、運転手がたとえ居眠りをしたとしても、ATS装置などが働いて、前の列車への衝突は避けられる可能性が高いです。
しかし、高速バスでは1人の運転手が運転しているだけなので、もしも病気で意識を失ったり、寝てしまったりすると、重大事故の原因になってしまいます。高速バスの安全性について、再び考えさせられる事故でした。
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