量販店などでスマホを購入したり電化製品を購入するときに薦められるのが保険や延長保証です。誰しもが過去、保証書の保証期間を過ぎてから商品が壊れてしまい、数万円の痛い出費になったという経験を持っているかと思います。このような痛い経験は記憶に深く刻まれるので、「延長保証に入っておいた方が良いかな?」という考えに傾きがちです。また、巷でも延長保証に入っていたので、何とか助かったという声もときどき聞きます。
あまり家電商品は壊れない
ただ、よくよく身の回りを見渡してみると、数々の電化製品がありますが、そうそう5年程度で壊れたような商品はほとんどありません。アイリスオーヤマのシーリングライト程度でしょうか。
この商品はSNSなどで検索をしてもチラつきが酷くなったという報告が多数あがっていることから、製品そのものに不良があったのではないかと疑わざるを得ない状況です。
昔のSONY製品は保証期間が過ぎると壊れるSONYタイマーが付いていると噂されていた時期もありましたが、最近は滅多なことでは壊れなくなってきたと思います。
ヨドバシカメラの延長保証
例えば、ヨドバシカメラのゴールドポイントワランティの場合は保証期間は5年、1万円以上の指定商品で加入することができて、保険料は購入商品の5%分のゴールドポイントという仕組みになっています。(ほかにも色々な制約あり)
ヨドバシカメラで商品を購入した際に10%のポイント還元があったとしても、延長保証に念のため入っておいてポイント還元は5%分で良いかと選択しやすい巧みな設計になっていると思います。
保険に入るか入らないかを考えるときの一つの目安として、もし故障したときに修理したり買い替えるだけの貯金はあるかという基準があると思います。
スマホの保険
Apple care +など、スマホにも追加の保険があったりします。私自身は今まで一回も入ったことがありません。すでにiPhoneを10年以上使っていますが、特にガラスを割ってしまうようなこともなく今に至っています。こちらの記事も参考になりました。
貯金で払えるか払えないかが一つの判断基準
例えば、自動車で物損事故を起こしてしまって、1億円必要になったとしても、なかなか貯金で支払うことはできません。自賠責保険だけではなく、やはり任意の自動車保険で備えておく必要があります。火災保険も同様でしょう。
一方で家電製品の場合は「貯金」をしておけばその範囲で何とかなる場合がほとんどではないでしょうか。ある一定の貯金をしたうえで、さらに家電製品を購入するたびに、延長保証に入ったと思って、その5%分の金額を積み立てておくというのも面白いかもしれません。
保険という商品である以上、誰か(保険会社や家電量販店)が必ず利益を出しています。この誰かの利益は消費者から見れば無駄なので、家電商品の延長保証は加入の必要がないのではないか?と最近は考えています。
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