2024年にiPhone SEの第4世代モデルが発売される見通しでしたが、これが中止になったと複数のメディアが報じています。少し前からこの噂は一部で流れていましたが、これで決定的になったのかもしれません。もともとは、Appleに精通するアナリストのミンチー・クオ氏の発信情報がトリガーになっていました。
[Update] Qualcomm is the biggest winner of Apple’s cancelation of 2024 iPhone SE 4 / Qualcomm為Apple取消2024 iPhone SE 4的最大贏家https://t.co/5gSCGT7dAK
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) January 6, 2023
iPhone SEシリーズは廉価版のiPhoneとして現在は第3世代のモデルまで発売されています。第3世代が発表されたのは、2022年3月9日でしたので、現時点でおよそ1年近くが経過しました。こちらで紹介しています。
iPhoneシリーズは10万円以上の値段がするため、廉価なiPhone SEシリーズは貴重な存在です。
iPhone SEの第4世代は下記のようなモデルになると予想されていました。
- iPhone XR(またはXS)をベースにした、今までのSEシリーズよりも大きなボディサイズ(ディスプレイサイズが5.7インチまたは6.1インチへ変更?)
- 指紋認証のTouch IDを廃止しFace IDを搭載(または電源ボタン内蔵型指紋認証(Touch ID)を搭載)
- iPhone16シリーズに搭載予定の自社生産モデムチップを試験的に搭載
- OLED(有機EL)ディスプレイ
- ストレージの大容量化
- カメラの強化
- RAMは4GB
なぜ今回、発売中止となったのか、その理由は下記のように報じられています。
- 自社生産モデムの開発に失敗したこと(2024の下半期に発売されるiPhone 16シリーズを含むセルラー通信対応モデルは、今までと同様にクアルコム製のチップを採用の方向)
- 全面ディスプレイの新デザイン採用に伴って生産コストや販売価格が上がることへの懸念
- スマホの販売台数が全世界的に減少していること
- 今年は景気減速でさらに減少すると予測されること
- 昨年は高価格帯モデルがよく売れてSE第3世代は減産したこと
今回、2024年に発売予定であった、第四世代のiPhone SEが発売中止になったことに伴って、今後のiPhone SEシリーズがどうなるのかについては、まったく情報を得られませんでした。できれば、SEシリーズについては、大型化、大画面化、Face IDの導入といった方向に走るのではなく、従来のデザインを踏襲して、CPUのスピード高速化や低価格化に力を入れてもらえると嬉しいです。
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