企業に対して社員の福利厚生プランを提供しているベネフィットワンというサービスがあります。私が勤務している会社でもベネフィットワンのサービスが福利厚生の一つとして提供されています。
最近、このベネフィットワンが提供するサービスの一つとして、Netflixプランが加わることになったことがマスコミなどで取り上げられていました。
Netflixと契約するより高い?
ただ、このプラン、何が嬉しいのか、今ひとつよく分かりません。
提供されるのは、
- Netflixプラン
- Netflix得々プラン
の2つです。
Netflixプランは月額1350円、Netflixが提供しているベーシックプランが使えるようです。
Netflixのベーシックプランは直接Netflixと契約すると、月額990円です。なぜか、ベネフィットワンでベーシックプランを使うと、360円も値段が上がってしまうのです。
ベネフィットワンの福利厚生サービスがある会社の社員が、「お得な月額でNetflixが見られるようになる」ということではなく、企業が社員一人当たり月額1350円でベネフィットワンとNetflixをセットで福利厚生として提供できるという意味のようです。
企業から見ると社員にNetflix見放題とベネフィットワンを合わせて、社員1人あたり月額1350円で提供できるということなのですが、最初は読み取れませんでした。
Netflix得々プランについては、さらに分かりにくくて、月額1850円で結局はNetflixのベーシックプランを楽しむことができるということは一緒です。違いは加入時に社員にベネフィットステーションのポイント「ベネポ」5000円分が貰えることのみです。
NetflixプランとNetflix得々プランの差額は500円、10ヶ月ベネフィットワンに加入すると、どんどんNetflix得々プランは損になっていくという謎なプランです。
ベネフィットワンのサービスメニュー
ベネフィットワンで提供されているメニューはなんとなくJAFの会員優待などと同じようなものも多いです。
例えば、ある日帰り温泉施設が通常は大人1000円のところ900円になるなどの特典です。正直、JAFの会員証で優待を受けることはよくありますが、ベネフィットワンで優待サービスを受けたことがありません。
もし、月額360円がベネフィットワンの利用料金なのだとすると、そこまでのメリットがあるのか少し疑問に思っています。
どのくらい、ベネフィットワンのサービスを使っている人がいるのか、Twitterで調べてみました。
会社の福利厚生ベネフィットワンで取得したレンタカー5000円分チケットが、出発朝に店舗行ったら使用できないと。
家族で南町田グランベリーパークと町田リス園に行く予定をキャンセルしました。
ベネフィットワン経由で予約しないと適用されないなんて申込メールにもチケットにも記載ないのに…
— Rio (@fujirin1) January 15, 2023
•
ベネフィットワンを1度も使わずに社会人3年目になろうとしている
— うう (@u_tnu_tn) January 13, 2023
•
会社の福利厚生でリロクラブやベネフィットワンなどの使いもしないものいらないから、24時間ジム無料で利用欲しい😇あの福利厚生、全然活用されてなくね?
— はやしょう (@Hayasyo1000) January 7, 2023
あまり、積極的に利用しているというツイートは見つけられませんでした。
会社の方も社員がどの程度、ベネフィットワンのサービスを利用しているのかアンケートをとってコスト対効果を評価しても良い時期になっているかもしれません。
6月以降は10%のポイントバックを計画
ベネフィットワンを提供している企業の社員が、ベネフィットワンの給与天引きサービス「給トク払い」を通してNetflixの月額料金を払うと、月額料金の10%がベネポ(ベネフィットワンで利用できるポイント)で毎月還元されるサービスが、6月から始めることを計画しているようです。(Netflixの「スタンダード」および「プレミアム」プランのみ対象)
ただ、このサービス、余計にワケが分からなくなってきました。4月から始めるのは企業が従業員一人当たり月額1350円をベネフィットワンに払えば、「ベネフィットワンのサービスが受けられる」のと「Netflixが見られるようになる」ということだと思います。
しかし、6月から始まるサービスはどう考えれば良いのでしょう?
すでにベネフィットワンの契約をしている企業の従業員が自分でNetflixと契約するときは10%還元という意味なのでしょうか。本当に分かりにくいニュースリリースだと思います。
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