先日、久しぶりに京王バスに乗りました。あいにく、運転席後ろの前輪の上、高くなっている部分の席しか空いていなかったので、そちらに座ったところ、運転席の横に「非常ブレーキボタン」があるのを見つけました。
以前から付いていたのだと思いますが、このような非常ブレーキボタンが付いているのは、初めて見ました。
確かに最近、バスの運転手さんが急に倒れて、事故に至ったという報道を耳にすることがあります。そんなときに乗客が車両を停めるために搭載されているのでしょう。
日本バス協会に解説がありました。
急に停車すると車内で転倒事故が発生するので、警報が鳴った後、3秒後に緊急停止する仕組みになっているようです。バスが急停止する時の衝撃はかなりのものなので、近くのものにしっかりとつかむることが必要です。
こちらに実際に動作した時の映像もありました。
後続車など周囲の車に伝えるために、ハザードランプをつけながら緊急停止するようです。
当然、バスの運転手が正常にバスを運転しているときにこのボタンを押しで走行を妨害したときには法令に基づき処罰を受けることになります。カバーに覆われているので、簡単に間違えて押すということは起こらないと思いますが、十分に注意が必要です。
バスが停まった後、道路に降りるときは、対向車や後続車両に十分に気をつける必要があります。
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