パソコンの世界では1990年代にワープロの一太郎が流行っていた頃から日本語入力はATOKばかりを使っていました。しかし、安価な日本語入力のWX2が登場して入力方式をATOKの操作方法に着せ替えができるようになるとそちらを使ったり、またWindows標準の日本語入力システムが進化して、やはりATOKへの着せ替えができるようになると、いつしかATOKを使う機会が極端に減りました。
そんな中で十数年前でしょうか。iOS用のATOKがApp Storeで公開されました。当時、気になって、すぐに購入してインストールしました。
ただ、当時利用していたiPhoneはかなり型遅れだったこともあり、動作がつっかえつっかえで使いにくい状況しでた。せっかく購入したATOKでしたが、すぐにアンイストールしました。
これが10年ほど前だったと思うのですが、最近、またATOKをインストールして使ってみています。iPhoneは当時ほどの型遅れではないので、スムーズに動作しています。ここ数年はジャストシステムではiPhoneで単体売り切り型のATOKは売っていないようで、月額課金型のプロフェッショナルという製品を販売しています。
従って、単体売り切り型のATOKは開発が止まった状態になっているのですが、これもスムーズに動作してくれている理由の一つかもしれません。
キーボードの配置を柔軟に変更できたりする器用さもあります。
iOS標準の日本語入力と比較すると、誤字に厳格で、打ち間違えたときに正しい変換候補が表示されることは少なくなりました。ただ、揺らぎを意識していないためか、表示される変換候補の数は絞られているので、選びたい漢字に辿り着きやすい印象があります。
iOS標準の日本語入力で記憶させた単語を抜き出して、ATOKへ単語登録する仕組みもあったので、使い始めに手こずることもそんなにありませんでした。
まだ機能がありそうなので、もう少しATOKを使いこなしてみるようにします。
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