JR東日本の川越線で信じられないインシデントが発生しました。川越線の南古谷駅と指扇駅の間で、上下2本の電車が同時に単線区間に進入し、約600メートルまで接近して停止したというインシデントです。
単線区間はすれ違いができる場所の間の区間では上下どちらかの電車が進入したら、逆方向の電車は絶対に入れないように制御されています。
しかし、今回の場合は単線区間に新入を抑止するための、すれ違いができる駅の信号機が赤になっておらず、電車が進入してしまいました。
本来はあり得ない状況が発生してしまったために、運転の再開までには3時間あまりを要して、乗客は午前1時頃まで車内に閉じ込められました。(それぞれの電車に約100人の乗客がいたと報じられています)
状況や原因については調査が行われているところですが、Twitterではこのような投稿が注目されています。
川越線のデッドロックの経緯を簡単にフリーボードで描いてみました
(細かいとこには目を瞑って…)#デッドロック #川越線 pic.twitter.com/h10XM8OEJN— 山眺 (@2_VIEVV) March 2, 2023
下り電車の運転手は川越車両センターへの信号が開通していることに気がつき、分岐の前で停止しています。
上り電車の運転手は分岐の手前の信号が赤信号になっていたため停止しています。上り電車の運転手も違和感を持っていたためか、赤信号よりもかなり手前で停止していたという報道もありました。
復旧する際は、上り電車を南古谷駅構内まで戻した後、下り電車を同じく南古谷駅まで誘導しました。その後、信号機が正常に動作することを確認したことで、復旧まで3時間を要しています。
ずっと昔はタブレットを使って単線区間の制御を行っていました。その後、信号機での制御が行われていて、川越線でも信号機で制御しています。
コメント