先ほど、とても驚いた報道がありました。NTTドコモが提供している映像配信サービスのdTVが「Leminoプレミアム」という名前に変わって、月会費が現在の550円から月額990円に大幅値上げされます。
名前は同じNTTドコモのahamoに近いネーミングではありますが、どちらかというと、ソフトバンクのLinemoと間違えてしまいそうな名前です。
私自身はAmazonプライムビデオと異なるコンテンツが配信されていたことと、他の映像配信サービスと比較して価格が安かったので、加入していた時期があります。dTVはavexの音楽コンテンツも配信されていて満足度の高いサービスではありました。
ところが、月額990円に値上げされてしまうと、他の動画配信サービスとあまり大きく価格が変わらなくなってしまいます。提供されるコンテンツにもよりますが、Amazonプライムビデオは続けるもののLeminoに加入することはないかもしれません。
一つ気になるのは、Leminoプレミアムは配信されるコンテンツの種類が約18万本(これまでのdTVの二倍弱)に増えることです。スポーツ中継や音楽ライブなどのアーカイブ配信も実施されます。
一方で無料版のLeminoも新しく登場します。提供されるコンテンツは有料版とは異なり、下記のようなスペシャルコンテンツが準備されます。
- BUMP OF CHICKEN ライブ映像
- 「さらば銃よ 警視庁特別銃装班」オリジナル作品
- 「財閥家の末息子」韓流コンテンツ
無料とは言ってもコンテンツの途中ではCMが挟み込まれます。AV Watchの報道を読むと、上記のコンテンツは有料版として公開されるものの中の一部が無料版として公開されるようです。一部の映像配信サービスでは第一話は無料で公開して、第二話以降は有料サービスに加入しないと見られないというものがありますが、そんな感じになるのでしょうか?
既存のdTV会員は4月12日にLeminoに自動登録されますが、9月末まではdTVと同じ月額550円で視聴できます。dTVのサービスは2023年6月末に終了します。価格が倍近くするサービスに自動登録するのは、トラブルが起こるのではないかと思います。消費者の意思でLeminoに登録させなくて良いのでしょうか。
とりあえず、Leminoがどんなサービスかを確認したいという場合は、dTVと契約できるうちに契約しておいて、月額550円で九月末までLeminoを味見をするという方法もあるかもしれません。
ちなみに、dアニメストアは今後も継続するのだそうです。Leminoに統合すればよかった気もしますが、なんとなく複雑になってきたような気がします。
身の回りの諸物価が値上げしていて、暮らしが厳しくなる中、サブスクリプションサービスの見直しを進めている人も多いと思います。今回の実質値上げで解約する人が増えなければいいのですが、少し心配です。
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