コンビニコーヒーですら否定される日本の貧しさ

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ファイナンシャルフィールドというサイトの記事で2級ファイナンシャルプランニング技能士の方が「コーヒーを”コンビニ”から”インスタント”にするとどれだけ節約になる?無駄遣いしない方法も紹介!」という記事を公開されていました。

この記事、とても日本が貧しくなったことを感じる記事です。また、「中華屋の餃子を冷凍餃子に切り替えればどれだけ節約になる?」など、いくらでも派生バージョンを作れてしまいます。

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スタバとコンビニコーヒー

以前であれば、スターバックスコーヒーやドトールコーヒー、その他コーヒーチェーン店のコーヒーを飲むよりも、コンビニコーヒーに切り替えるとお得という記事はよく見ました。

確かに、クオリティをあまり落とすことなく、挽き立てのコーヒーが飲めるという面で共感できる主張だと思っていました。

テークアウトコーヒー

ところが、今度はコンビニコーヒーとインスタントコーヒーの比較になってしまいます。インスタントコーヒーは手軽に飲むことができる点で大きく評価できますが、ドリップしたコーヒーと比較するのは、ちょっと厳しいものがあります。

インスタントコーヒー

ちなみに、インスタントコーヒーの粉を約2グラム使うとすれば、一杯の価格は約18.9円でコンビニコーヒーとの価格差は約91円なのだそうです。

例えば、大手キャリアから格安SIMに乗り換えると言ったクオリティオブライフを大きくは下げないで、いかに節約するかを提案するのがファイナンスプランナーの役割だと思うのですが、今回の記事にはまったく共感することができませんでした。せめて、比較対象は一つ数十円で市販されている簡易式ドリップコーヒー程度にしておいて欲しかったです。

カフェインレスなのに美味しい珈琲
最近、会社から自宅に帰ったあとも、眠る前にコーヒーを飲んでいます。本当であれば、コーヒーを飲めば眠れなくなってしまうのですが、楽天市場で見つけたドリップパックのカフェインレスコーヒーを身体にも合っているようで、全く問題なく床についたら眠るこ...

また、コンビニコーヒーは外出時、コーヒーを飲みたいと思ったときに買うもので、自宅で飲むインスタントコーヒーとは利用するシチュエーションが異なります。こんなに性格の違うものを比較すること自体、おかしいとも思いました。

逆に言うと、インスタントコーヒーとコンビニコーヒーを比較してしまうような記事が公開されてしまうこと自体、日本が貧しくなっていることを象徴しているように思えてきます。もう少し明るい話題が増えることを願っています。

【2024/02/05追記】

コンビニドーナツの虚しい戦い

以前、コンビニのレジ横にドーナツのケースを置いて、コンビニ各社が競い合うようにドーナツを扱い始めました。コンビニコーヒーとドーナツの組み合わせで新たな需要を喚起できるとコンビニ各社は期待を寄せていました。

結果として、ドーナツ市場は荒らされてしまい、ミスタードーナツも店舗数を縮小してしまい、しまいにはコンビニのレジの横からはドーナツのケースが無くなりました。

そこに残されたものは、ミスタードーナツが近所からなくなってしまったドーナツ難民です。

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