最近、宅配業者に運んできて貰った荷物を玄関の前などに置いてもらう、いわゆる置き配が増えてきました。
人通りがある通りから見える場所に置き配をしてもらうことは盗難のリスクを感じることが多いですが、奥まったところにある家であれば大丈夫かと思っていました。
しかし、とんでもない事件が報道されていました。ある男性が置き配の荷物を何度も盗まれたため、ゲーム機が入った段ボール箱にAirTagを仕込んで玄関先にある駐車場にその荷物を置きました。(AirTagは小さな円盤状のギアで自分の位置情報を手元のiPhoneなどに送ってくれます)
荷物を置いてから2日間経った4月18日に、iPhoneでAirTagの位置情報が動いていることに気がついたそうです。
男性はAirTagの位置情報を頼りに追いかけて声をかけたところ犯行を認めたそうです。そして、恐ろしいのはこの犯人が配送業をしている人だったことです。
この配送業者は別の荷物を被害者宅に届けた際に、すでに置かれていた置き配の荷物を盗んでいました。
こんな手口を使われてしまうと、奥まった家であろうが、置き配の荷物は簡単に盗まれてしまいます。
置き配を使うことで物流を担っている方々の負担を少しでも減らすことができれば良いのですが、同じ物流会社の人がこんな犯罪を犯していたら元も子もありません。
今日は闇バイト対策で不用意に玄関ドアを開けることが無いように、警察庁、佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸が4月20日に置き配の推進について覚書を締結したという報道もありましたが、置き配泥棒を撲滅しなければ、なかなか普及は難しいでしょう。
やはり、宅配ボックスの設置など、置き配があっても盗難リスクが軽減できる対策を合わせてとらないと安心できません。
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