2023年4月29日にフライデーのサイトに中古車販売会社のとても怖い記事が紹介されていました。
内部告発の内容
中古車の売買をしているビッグモーターが客の車のタイヤにわざと穴をあけて、タイヤ代金や修理代を搾取していたという内容です。
もともと、ある支店で勤務していた方が実際の手口の動画も撮影していて、内部告発という形になっています。溝がたくさんあるタイヤに穴を空けると不自然なので、きでるだけ溝がすり減ったタイヤを狙って穴をあけていたとのこと、また交換したタイヤは実際に高いタイヤの価格を保険会社に請求していたなど、フライデーに書かれている内容は本当に酷いことです。
ビッグモーターに関する評判
大きな企業がそんなことをするものなのか、とても困惑したので、さらに他の情報も調べてました。
すると、悪い評判が目立つことは事実です。
不正車検で九州運輸局はビッグモーター熊本浜線店に対して民間車検場の取消処分を行っています。
他にもこんな記事があります。
こちらの記事では、出張査定を申し込んでも3回中、1回しか来てくれない、査定申し込み後の勧誘電話がしつこくて怖い等の感想が書かれています。
こちらのYahoo!知恵袋の体験談も酷い話しです。
普通の経験はあまりネットに書き込む人はいませんが、悪い経験はネットによく書かれるので、結果として悪い評判が目立ちがちになるということはありますが、それにしても悪い評判が目立ちました。
少なくとも自分の車を買取査定に出す場合は、ガリバーなども含めて、数社の合い見積もりをとった方が良いでしょう。
現時点で報道された内容が事実なのか否か、分かりません。
2023年4月29日午後3時現在では、ビッグモーターの公式サイトでは本件に関するニュースリリースはありませんでした。
今後、ビッグモーターが事実関係について公表することになると思いますので、その内容を確認したいと思います。
【2023年5月1日追記】
会社からの公式ニュースリリースは無し
報道があってから二日ほどが経過しますが、未だビッグモーターからの正式なニュースリリースはありません。こちらが5月1日17時現在の企業サイトの状況です。
【2023/07/17追記】
とうとうビックモーターが「2023.07.05 特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」というお知らせを公式サイトに掲載しました。
提言のみが掲載されていて、どんなに悪質な行為をしたのかは書かれていません。(お知らせもいつまで掲載されているか分からないのでリンクはしないでおきます)
- 鈑金部門における適切な営業目標の設定
- リスクマネジメントを実効的に行うための内部統制体制の整備
- 懲戒処分の運用の適正化等
- 現場の声を拾い上げるための努力
- 従業員教育の強化
報道によれば報告書には下記の犯罪の事例が書かれていたとされます。
- ゴルフボールを靴下に入れて振り回し車体をたたいてへこませる
- バンパーを力づくで押し込むなどしてフェンダーを傷つける
- ヘッドライトカバーをわざと壊す
このような行為で車を破壊して損保会社に保険金を請求していました。
以前からビックモーターの不正を摘発してきた東洋経済も記事にしています。
特別調査委員会の報告書により、組織的な不正請求が認定された中古車販売大手・ビッグモーター。これまでどんな不祥事や疑惑にも「会見せず」「対応せず」「取材に答えず」の姿勢を貫いてきた同社ですが、いよいよ「黙殺戦略」も終わりを告げようとしているようです。 https://t.co/7tWTUluwcC
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) July 11, 2023
別に保険屋が払っていたのならば問題ないと言われる方もいるかもしれませんが、自動車保険料の価格が高騰することに繋がり、多くのドライバーが迷惑を受ける結果になります。
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