三菱UFJ銀行が10月2日から店頭やATMでの振込手数料を大幅に引き上げることが報道されています。インターネットバンキングの振込手数料は据え置かれます。
振込手数料
現在の店頭での振込手数料は以下の通りです。
- 他行あて振込 三万円以上 770円
- 同 三万円未満 594円
この料金が10月22日以降は990円に値上げされます。
三菱UFJ銀の振込手数料爆上げで一部界隈がザワついてたけど、やむを得ない判断だよね。以前も呟いたけど国内ATM管理維持コストが年間約7600億円、+人件費などを加えると約2兆円なんだと。一台あたり月30万円の維持費がかかる。10台置いてるデカい店なら年間3,600万円。更にコストは上昇傾向だそうだ。 pic.twitter.com/jpXH2K5aca
— ゼファー@銀行員 (@zephyr_x) April 27, 2023
ネットバンキングの振込手数料
ネットバンキングでの振込手数料は下記の通りで据え置きです。
- 他行あて振込 三万円以上 220円
- 同 三万円未満 154円
今回の振込手数料の値上げにより、行員の手間や維持費がかかる店頭やATMからネットバンキングへ誘導することが狙いになっています。
三菱UFJ銀行では、振込手数料以外にも両換や外国送金の手数料も値上げする方針です。
読売新聞の記事によれば、このような値上げに踏み切るのは、2022年度から2031年度にかけて約1400億円を投じて実施する勘定系システムの更新があるとしています。
しかし、勘定系システム自体はインターネットバンキングであっても店頭やATMであっても利用するものなので、店頭やATMを利用する客のみにコスト負担を強いるのは、疑問の声があがるのではないかと思います。
インターネットバンキングは難しい
正直、今の三菱UFJ銀行のインターネットバンキングで利用するスマホアプリは設定が難しいので、あまり使い慣れていない顧客から見るとハードルが高いと思います。また、スマホを乗り換えたときの再設定も難しいです。
もしも、インターネットバンキングへ誘導したいのであれば、もっと設定が簡単でかつセキュリティが担保できる仕組みを提供しなければ不満の声が高まるのではないでしょうか。
【2023年5月2日追記】
24時間ATMサービスを廃止
東京や大阪、愛知など98箇所で実施しているATMの24時間稼働を2023年度内に終了することを明らかにしました。
午前6時から翌午前0時までの18時間営業に短縮します。提携先のコンビニATMはで24時間使えるので、利便性への影響は少ないと判断したと報道されています。
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