Amazonプライムビデオでプライム会員向けに公開されている作品タイトルを見ていると、その中にシェルブールの雨傘の文字かありました。1964年のフランス、ミュージカル映画です。
何十年も前に観たことがあるのですが、ほとんどストーリーを忘れてしまっていました。
ミュージカルと言うと、出演者が踊るような印象がありますが、この映画はまったく印象が異なり、すべての台詞を歌で表現する構成になっています。
ミュージカル映画は普通の台詞をやりとりする中で、突如として歌い出すという切り替わりの違和感がどうしてもありましたが、この映画はずっと歌っていることにさえ慣れれば、そういうものだという感じがだんだんしてきます。
主演はカトリーヌ・ドヌーヴ、歌手による吹き替えが行われています。
やはり驚いたのは、デジタルリマスターの効果、昔観たときはそもそもビデオやテレビの解像度が悪かったためだとも思うのですが、もっとぼやけた画質だったと思います。しかし、今回観た作品はくっきり、はっきり、カラフルな色彩で、とても1964年に作られた映画とは思えません。
それにしても、フランスは部屋の中、お店、街中すべてがカラフルで本当に驚かされます。昔、ソニーの広告で坂道をカラフルなたくさんのボールが弾みながら落ちていくコマーシャルがありましたが、まさにそんな雰囲気です。
ストーリーもしっかりとしているので、じっくりと鑑賞しても良いですし、お部屋のインテリア代わりにずっと流しっぱなしにしていても様になります。
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