スマホ決済のPayPayでは支払い時に選ぶことができる決済の手段として、8月1日から他社のクレジットカードの利用ができなくなることを5月10日に発表しました。
決済が行われるたびにPayPayが他社クレジットカード会社に手数料を負担する必要がありコスト的に耐えられなくなってきたためなのでしょう。PayPayのクレジットカードは持っていませんでしたので、私自身はもうPayPayは利用せずに楽天Payに絞っていく決心をしていました。メインで利用しているのはセゾンアメックスと楽天カードですが、もうこれ以上、クレジットカードを作りたくありません。
Twitterで検索をしても、楽天Payに乗り換えることを検討している人が非常に多いです。もともと、クレジットカードは楽天カードのシェアが圧倒的に高く、楽天Payと相性も良いです。
ところが、まだ1か月ほどしか経っていない6月20日のソフトバンク株主総会で、他社クレジットカードを使えなくする方針について、PayPayが延期の可能性も含めて検討していることを明らかにしました。
PayPayのクレジットカードへの新規登録者が増えることを想定していたのだと思いますが、現実は1ヶ月経過しても、さほど増えていないのでしょう。この状況で他社クレジットカードを締め出してしまうと、PayPayを利用して決済をする人の数が減ってしまい、クレジットカードもPayPayも両方とも共倒れになる危険があるのではないでしょうか。
株主総会で延期の検討を示唆したことを考えると、正式な発表は近いのではないでしょうか。ただ、延期という扱いだとすると、私自身はPayPayを積極的には使うつもりはありません。自治体と連携して、20%や30%のポイント還元キャンペーンを実施している時だけ銀行からチャージして使う程度でしょう。
【2023年6月22日追記】
正式発表
案の定、正式発表がありました。PayPayは6月22日、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードを利用した決済ができなくなる期日を2023年8月1日から2025年1月に見直すことを発表しました。あわせて、新規登録の停止日も見直します。ただ、クレジットカードにそのうち制限がかかるようなサービスをこれからも使おうと思う人は少ないのではないかと思います。
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