2023年8月5日の午後9時25分ごろに、東海道線の上り電車が神奈川県鎌倉市のJR大船駅付近で架線と衝突する事故が発生しました。この事故により、東海道線電車の運転席前のガラスが大破して車両が歪むとともに、運転手や乗客が負傷しています。この衝突事故の影響は東海道線だけではなく、横須賀線、京浜東北線、高崎線、宇都宮線、湘南新宿ライン等多方面におよび、東海道線は翌日午前8時過ぎまで混乱が続きました。
JR東日本は今年の5月に大船駅付近で乗客を乗せた東海道線の電車が貨物の線路に誤進入する事故が発生しています。
今年の6月24日には電源故障で、えきねっとやモバイルSuicaに支障が発生する大きなコンピュータトラブルが発生しています。
今年の7月24日には信号故障で山手線が始発から4時間半にわたって運転を見合わせました。
さらに、2023年3月には東日本 川越線で、単線の線路で上りと下りの車両が互いに近づいて停止する事故も発生しています。この事故ではおよそ3時間にわたって乗客が社内に閉じ込められる状態となりました。
国土交通省関東運輸局は8月7日に、JR東海道線の事故で長時間の運休など利用者に多大な影響を与えたとして、JR東日本に原因究明と安全確保を求めて警告しました。
単に偶発的な事故がたまたま続けて発生しているという域をかなり超えていると思います。会社が無理な効率化、無理なコスト抑制、無理な人員削減等、何かこれらの事故の根っこの部分に共通する大きな原因があるように思えてなりません。
330件の事故のうち、傷害のない事故が300件、軽傷事故が29件、重大事故が1件というハインリッヒの法則と呼ばれるものがあります。この高い頻度で東日本の事故が発生し続ければ、大きな事故が発生するリスクが高まっているのではないかと思います。
東日本には根っこにある原因を追究し対策をとってほしいと思います。
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