日刊SPAに「楽天離れが加速…”若者から圧倒的に支持される通販サイト”と分かれた明暗」というタイトルの記事が掲載されていました。

下記の主旨の内容が展開されています。
今回は、日本で急成長している海外ECサイト「Qoo10」と、苦境に陥っている「楽天市場」を比較してみたい。浮かび上がってきたのは、あまりに好対照で残酷な真実だった。
この主張がどこまで真実なのかデータを探してみました。
まずは、楽天市場が苦境に陥っているという主張です。こちらは楽天グループが2023年2月14日に発表した、2022年度における国内EC流通総額のハイライトです。

このグラフを見る限り、楽天市場が苦境にあるという根拠は非常に乏しいと考えられます。
楽天モバイルへの投資が嵩んで楽天グループ全体で赤字が出ていて苦境になっていることと、この記事の作者は誤認しているのでしょうか。またはあえて楽天のネガティブキャンペーンをしているのでしょうか。
一方で、ナイル株式会社のECモールに関する調査結果が興味深いです。


楽天は32%の人が頻繁に利用するのに対して、Qoo10は2.03%の人しか利用していません。確かに急成長したのかもしれませんが、シェアが低すぎます。サイトを確認してみましたが、取り扱っている商品は確かに若者向けでワイヤレスイヤホンが980円など、とても手に入れやすい商品が前面に出ているものの、良い商品なのか否かはよく判りませんでした。
少なくとも私は楽天経済圏のサービスをたくさん利用していて、楽天市場におけるポイント還元率も高くなっているので、Qoo10を使うことは考えていません。
SPAの記事を誰が書いたのかを調べてみました。田中謙伍氏という方が執筆されています。こちらに紹介がありました。
Amazon日本法人に新卒入社されて、2015年に株式会社GROOVEを創業されています。ECサイトでの成功を支援、後押ししてくれる会社のようです。楽天市場に嫌な思い出があるのかと思い、さらに調べてみると、楽天市場に店舗を出店していることが判りました。
スマホのケースやガジェットを扱っているお店のようです。
こちらの「Moi Cool」の会社概要には下記のように掲載されています。
〒153-0064 東京都目黒区下目黒2-16-22
TEL:0800-222-5065 FAX:0800-222-5065
代表者:田中 謙伍
店舗運営責任者:田中 謙伍
店舗セキュリティ責任者:田中 謙伍
適格請求書発行事業者の登録:あり
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