長崎市を車で走っていると、ENEOSなどのガソリンスタンドの価格の表示が、ハイオク、レギュラー、軽油ともに、777円という表示になっています。人を馬鹿にしているのかと思いました。
ただ、他のガソリンスタンドも777円、または888円と表示されていて、本当の価格を掲示しているガソリンスタンドは見つけられませんでした。実際の販売価格と異なる価格を大きく掲示しても良いのでしょうか?
高く表示していれば良いと安易に考えているようにも思えますが、消費者に混乱を生じさせる違法な価格の掲示だと思います。なぜ、消費者庁は指導をしないのでしょうか?
調べてみると、NHKが鹿児島県で調査した結果がありました。これによると、何と8割が本当の価格を偽る価格を掲示していて、2割だけが本当の価格を掲示していました。
NHKでは県内のガソリンスタンドなどで構成する県の石油商業組合に取材を申し込んだところ、組合の高田専務理事は、なんと「NHKが取材することではない」と最初は取材に難色を示したと記事に書かれていました。実は鹿児島県、大分県、長崎県のガソリン価格が特に水準よりも高く、これら3県で本当のガソリン価格が掲示されていないと記事には書かれています。記事ではそこまで書かれていませんでしたが、よほど、ブラックな守りたい利権がこの組合にはあるのでしょう。
何回もNHKは取材交渉をして、高田専務理事から得られた答えは、「運転手が運転中に価格を見て危ない」、「価格を表示すると競争がうまれて潰れるガソリンスタンドが出て消費者のためにならない」と答えています。
こんな回答があって良いよでしょうか?
長崎県庁への取材では業界団体に働きかけていると回答があり、鹿児島県庁への取材では「よく経緯はわからない」との回答のみで、県庁も本気で消費者庁などと連携して指導しているようには見えません。県庁も利権に絡んでいると見られてしまうのではないでしょうか?
本当にメチャクチャな話しなので驚きました。
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