ホンダではインターナビという純正カーナビで原則無償の通信機能をサービスしています。このサービスを利用するとスマホのアプリで行き先を決めてカーナビに送ったり、混雑情報をナビが入手して、最速で行くことができる道を選択してくれたりするメリットがあります。
ホンダのディーラーで車検を受けると、次の車検まで無償で通信できる期間を延長してくれていました。(ホンダ以外で車検を受けた際はホンダのお店に車をもっていくと5,000円ほどの実費で次回車検まで通信できます)
しかし、ソフトバンクが3G通信サービスを2024年1月ごろに終了することに伴って、一部の車種では搭載されている通信機では通信が継続できなくなってしまいます。
無償交換の対象車両
ホンダでは救済策として、下記の車種では通信機の無償交換サービスを実施しています。
私が使っているグレースという車も工場装着ナビを利用しているので、上記の表を見ると、「GRACE、18M~19.5M」の記載があることから、無償交換の対象だと思っていました。
無償交換対象ではない車種もあり
しかし、さらに詳しく車種別の地図バージョンが分かる情報を見ると下記の記載がありました。
うちのグレイスは、GM4-100、地図バージョンはVer.20シリーズということになります。しかし、無償交換の対象はVer.21なので、無償交換対象から外れていることが分かりました。しかも、通信モジュールの交換費用は33,000円もかかるというのです。
今回はソフトバンク側の都合でサービスを継続できなくなったのですから、無償で交換してほしいという虫の良いことは言わないのですが、いくら何でも、33,000円という高い費用をぼったくるのは如何なものなのでしょうか。
通信機はUSBで刺さっているだけの簡単な構造で、単に通信モジュールの交換だけであれば、これだけの費用がかかるようなものには見えません。実費のみで交換をしてほしいと思います。
また、ディーラーに車検に出したときに、ディーラー側からはインターナビの通信サービスが終了することは切り出されませんでした。各利用者に対して、はがきなどで連絡することも無いそうです。今回のサービス終了を知るためには、自分でこちらのお知らせを見つけなければいけません。
消費者に購入させるときには、メリットを前面に出して購入を促しますが、サービスを終了するときにはこんな方法で静かに終わらせるのは企業姿勢としていかがなものかと思います。
Bluetoothで通信手段を確保する方法
何か代替策はないものかと調べていると、こちらのツイートを見つけました。
とりあえずAndroidにBluedun+ X12をインストールして
DUNで通信出来るようにする事で
3G用の通信デバイス使わなくても使える事を確認
長時間使用して問題ないかは別途確認する
Androidスマホにアプリをインストールすることで通信手段を確保できるようです。
ただ、スマホを毎回連携させるのも面倒なので、インターナビの通信機能を利用することは、諦める方向で考えています。
CarPlayに対応しているこのような製品を購入すれば、通信機能で最新の道路情報を入手できるだけではなく、地図も常に最新化してくれます。
当面は、簡単な道案内やテレビ、オーディオ機能を利用する範囲であれば今まで通り車載ナビ、遠出するような場合にはスマホをスタンドに取り付けて道案内してもらうような使い方をしようと思います。
【2024/01/21追記】
ソフトバンク3G停波時期の変更
令和6年能登半島地震により移行手続きが困難になっている状況があるため、ソフトバンクから3G サービスの終了が2023年4月15日に延伸されることが発表されました。
これに伴い、インターナビの通信機能も4月15日までは利用できるのではないかと思います。
【2024年5月20日追記】
BlueDUN+アプリで通信機能を復活
その後、新たな年度に入るとソフトバンクの3G回線が停波してしまったようで、インターナビの通信機能が使えなくなってしまいました。
仕方がないので、AndroidスマホにBlueDUN+12 アプリをインストールして、インターナビと接続して利用しています。
接続方法はこちらで紹介しています。
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