吉祥寺駅の公園口は井の頭公園や駅前の繁華街を利用する人やバスから降りた人で、いつも大変な混雑です。しかし、駅前にはバスも走る細い一方通行の道(パークロード)があり、たくさんの人の中をバスがアナウンスを流しながら、人をかきわけるようにして走っている、まるで昭和の高度成長時代のような光景が今も続いています。(あの狭いパークロードに1日に約610台ものバスが走るということなので驚きです)
このパークロードと井の頭通りの間に挟まれた広さ約9000平方メートルの三角形のエリアには古い雑居ビルが立ち並んでいます。
読売新聞の記事によれば昭和初期にこのエリアは形成されたと紹介されていました。1964年から1987年の市街地再開発でも対象外とされていたため、今でも築40年から60年のビルが立ち並んでいます。古い耐震化基準で建造された建物と思われますので、災害発生時に駅前で大きな事故につながることもあるかもしれません。
武蔵野市の公式サイトを確認してみましたが、問題意識は確認できたものの、いつまでに何を実施するかは確認できませんでした。吉祥寺南口駅前広場の整備に2026年までの3年間で45億円もの巨費が予算化されていますが、何が行われるのでしょう。少なくとも武蔵野市では2000年に三角地帯の一部約1900平方メートルをバスロータリーの機能を持つ「駅前広場」として整備する都市計画を決定していうため、用地の買収はこれからも続けていくものと思われます。
車と歩行者を分離して、井の頭通りの慢性的な渋滞を解消する必要はあるので、駅前広場の整備とペデストリアンデッキによる吉祥寺駅と丸井前までの直結などの計画を具体化する時期に来ていると思います。
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