12月から楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)が大幅に変更されました。具体的には楽天モバイルを利用する楽天市場ライトユーザーには魅力アップ、楽天市場のヘビーユーザーには大幅に魅力ダウンという改定です。
ということで、11月は最後の月になるので楽天ふるさと納税も含めて、多めに楽天市場で買い物をしました。そんなこともあって、12月15日に付与されたポイントがかなりの額になり、また10月までの買い物に対する期間限定ポイントも相当貯まっていたので、12月末に有効期限を迎えるポイントを使って楽天市場で買い物をしておくことにしました。
CHUWIのパソコンを購入
今回入手したのは、CHUWI HeroBook Proというノートパソコンです。
他にも安価な初心者用パソコンは多数あったのですが、メーカー名が明らかになっている商品にしてみました。ツーウェイ(CHUWI)という中国の会社です。
メーカー名がはっきりしているとはいえ、正直、気になる噂も多い会社です。例えば、ノートパソコンの電源が入らなくなるというトラブルが検索すると出てきます。
SSDが一年ほどで壊れて起動しなくなるという記事もあります。
中国製パソコンということで少し怖いところもありますが、魅力的なスペックではあるので購入してみることにしました。土曜日の夜に楽天市場のCHUWI直営店で購入をしました。商品が届いたのは火曜日です。土日を挟んだためか少し到着まで時間がかかりました。
梱包はとてもしっかりとしていました。パソコン自体を梱包する段ボール箱の上から緩衝材などを入れて一回り大きな段ボール箱で梱包されています。商品レビューの中にはパソコン本体を取り出したところ中古品が入っていたという書き込みもあったので少し心配していたのですが、れっきとした新品が届きました。
パソコンの初期設定
パソコンの筐体はプラスチック(ポリカーボネート)で出来ていますが、意外にも安っぽく見えません。思ったよりも筐体は薄く、また見た目よりも軽く感じます。これならば、ギリギリ持ち歩いても良いかな?と思わせてくれます。
筐体にはMini-HD(1.4), USB3.0, USB2.0, 3.5mmイヤホンジャック, Micro SDカードスロットが搭載されています。最近はBluetoothなどの無線接続の機器が増えたとはいえ、USB端子が二つしかないのは少し拡張性で不安を感じます。
付属のACアダプターをコンセントとパソコン本体の電源供給口に差し込み、充電をしながらパソコンを起動してみました。Windows11(Windows 11 Home)の普通の初期設定画面が出てきました。商品レビューを見ると最初に電源ボタンを押しても電源が入らないというものがいくつかあったので心配だったのですが、初期不良がなくて良かったです。
Windows95の頃はWindowsを単体で購入するだけでも1万円強の値段がしていたと思いますが、今では実質2万3000円ほどのノートパソコンにですらインストールされていることに驚かされます。
初期設定が終わってデスクトップ画面を見たところ、昔のFMVのような盛りだくさんのアプリがインストールされていたということもなく、非常にスッキリとしたデスクトップでした。
残念なカメラと見やすい液晶画面
非常に惜しかったのは、液晶画面の上についているカメラはWindows Helloの顔認証に対応していません。指紋認証もありませんので、ロック画面から作業に入る際にはPINやパスワードなどを入力しなければいけません。
液晶画面は14.1インチのIPS, 1920×1080 (16:9), IPS ディスプレイが搭載されています。非常に鮮明な画面で、とても画面が見やすいです。タッチパネルではありませんので、タブレットのような使い方はできません。
Wi-Fiの性能
続いて、自宅のWi-Fiに接続してインターネットに接続できるようにしたあと、Windows Updateの開始です。これはアップデートするものが多かったのとパソコンでほかの作業をしながらアップデートをしていたので終わるのに数時間という結構な時間がかかりました。ちなみにWi-Fiのスピードは下記の通りに特に問題はありませんでした。
処理スピード
CPUがINTEL CELERON N4020という初めて使うものだったのですが調べてみると発熱が少なく省電力が魅力なものの、スピードは遅いというのがもっぱらの評判でした。したがって、パソコン自体の処理速度がどの程度のものなのかが気になっていました。
実際に使ってみると、私が利用しようと思っている用途では、まったく問題ありませんでした。サクサク動くとまでは言えませんが十分に実用的です。主に、インターネットのブラウジング、ブログの執筆、SNSなどの閲覧や投稿、メールの送受信、ネットシッピングなどの用途です。HDDよりもアクセス速度が速いSSDが搭載されていることや、8GBのメインメモリを搭載しているので、少し余裕があることも、スピードアップに寄与しているのかもしれません。
長時間使っていても筐体が熱くなることはありませんでした。ファンレスなので静かな点も良いです。
重いゲームなどのソフトウェアを使うことは厳しそうです。
キーボードの使い勝手
キーボードはボタンとボタンの間が離れていて、打ち間違えが起こりにくく使いやすかったです。キーキャップは17㎜、キーピッチは3㎜です。楽天市場で販売されていたのは、日本語キーボード版のみでした。かな入力はしないので英語キーボードでも良かったのですが、今回は日本語キーボードにしておきました。
変なのは、「へ」キーと「Back Space」キーの間に本来ならばあるべきな「|¥ ―」キーが省かれて存在していない点です。「¥」を打つときはローマ字入力で「ろ」の刻印のあるキーを押すと出てきました。(キーボードに¥の刻印がないので不便)
エンターキーが小さめなので、最初は打ちにくいと思ったのですが、使っているうちに慣れてきました。キーボードはボタンがパカパカするような感触はありますが精巧感はありませんが、こちらも慣れの問題で解決できそうです。
トラックパッドは5.75インチと大きいことを売りにしていますが、逆に大きすぎてミスタップしてしまいそうです。マウスを使って操作するときはトラックパットは不要なのでオフにしておこうと思っています。
ポインティングデバイスとして基本的にトラックパッドは嫌いなので、無線のマウスを接続して使っています。
内蔵スピーカーの音質
Youtubeで音楽を再生してみました。人の声は聞きやすいものの、薄っぺらい音質なので音楽をしっかりと聴くようなものではありません。もしも音楽をしっかりと聴きたいときには別にBluetoothスピーカーやUSB接続のスピーカーを導入して聴くと良いと思います。
全体として
問題は耐久性、特に電源周り、SSD、バッテリーが心配です。一年から1年半くらいで、このどこかが壊れるという書き込みを多く見かけます。とりあえず、購入をした楽天市場のCHUWIで商品レビューとショップレビューを投稿して、保証期間を1年から1年半に延長しておきました。
答えが出るのはずいぶん先になってしまいますが、もしも壊れることなく3年程度にわたって第一線で活躍してくれたならば、良い買い物になったのではないかと思います。
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