NTT東日本と西日本は固定電話回線をインターネットと同じ仕組みを使った回線(IP網)に2024年1月から切替を行います。回線網自体の仕組みは大きく変わりますが、自宅にある電話線、電話機などは従来のものがそのまま利用できるので、加入者側における工事は必要ありません。電話番号も今までのものがそのまま利用できます。
私自身はインターネット回線をフレッツ光にしたころから「ひかり電話」を利用していたので、すでにインターネットを同じ仕組みで通信が行われています。
今回の回線網の切替工事にあたって、詐欺が増えるのではないかとも言われています。例えば、「NTTの回線がインターネットと同じ仕組みに切り替わるので工事が必要になります。電話機も交換が必要になります」といった電話がかかってくるかもしれません。これは詐欺なので取り合わないでください。
切替工事は下記の日程で実施されます。
- 山形県と鳥取県 2023年1月1日と2日
- 東北、中国、四国地方 2023年1月16日と17日
- そのほかの都道府県 2023年1月30日と31日
山形県と鳥取県を最初に移行するのは、人口の多い都道府県を切り替える前に東日本管内と西日本管内でリハーサル的に実施する意味合いもあるのかもしれません。
従来の固定電話料金は距離によって値段が高くなる仕組みでしたが、インターネット回線を使った仕組みに変わった後は全国一律で9.35円/3分に変更されます。携帯電話への通話料金は従来と同じ17.6円/1分です。
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