NHKのドラマ「正直不動産」と原野商法二次被害

2024年1月3日の午後9時45分から正直不動産スペシャルが放送されました。2022年4月期に山下智久主演で放送されたドラマのスペシャル番組です。この中で、原野商法の二次被害というキーワードが出てきました。

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原野商法とは?

原野商法は1970年代から1980年代にかけて不動産投資ブームが巻き起こった際に、値上がりの見込みがないような山林や原野について「将来高値で売れる」などと勧誘して不当に買わせるものです。その山林や原野は水道や下水道、電気や道路などのインフラも整備されていない場合がほとんどです。

原野商法の二次被害

調べてみると、確かに国民生活センターなど各種の機関から注意が呼びかけられています。最近の相談では「あなたの持っている土地を高値で買い取る」といった電話勧誘をきっかけとして、その後契約内容の詳細を説明せずに手続費用、税金対策といった名目でお金を請求するものの、実際には原野等の売却と同時に新たな原野等の土地の契約をさせているといった手口が目立ち始めていると注意喚起しています。

正直不動産スペシャルの中でも同じように、今持っている山梨県の土地を買い取って別の場所にある土地を400万円高く購入するという手口が紹介されていました。かつて原野商法に引っかかってしまった人の個人情報が出回っているという設定です。

そもそも、購入した原野はこれまで値上がりもせずに開発できなかった土地なので、値上がりする、買いたい人がいるといったうまい話ほど疑ってかかるように呼びかけられています。

もしも不審な勧誘を受けた場合は消費生活センターなどへ相談することが推奨されています。

【2024/11/30追記】

正直不動産でTTNデータの社員が騙されそうに

正直不動産のシーズン2エピソード7でTTNデータの社員が登場しました。官公庁などの大きなシステム開発をしている会社という設定になっていました。悪徳不動産会社のミネルバ不動産社員(倉科カナさん)がマッチングアプリでそのTTNデータの社員を騙してマンションを買わせるように仕向けるというストーリーになっています。このTTNデータは豊洲に本社があるNTTデータではないかとSNSで囁かれています。そんな噂にNTTデータの広報もTwitterで反応していました。

ただ、ミネルバ不動産の同僚が裏で手を引いて、TTNデータの重役に手を回し、その社員は大阪に飛ばされるという設定になっています。ちょっと、あり得ない話しには思えます。

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