Tポイントの名称が消滅しVポイントへ統合へ(なぜ、Tポイントを捨てる?)

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 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のグループ会社であるCCCMKホールディングスのTポイントは、三井住友カードのVポイントとの統合を2023年4月22日に実施することが発表されました。これをもってTポイントの名称が消滅し、両方のポイントはVポイントに統合されます。

 ただ、このニュースを見て強烈な違和感を感じました。どう考えても消費者にはTポイントの名前のほうが浸透しています。なぜ、VポイントをTポイントに統合しなかったのでしょうか。何しろ、Tポイントは2003年10月に共通ポイントサービスととしてスタートして、すでに20年強の歴史があります。しかも、2012年にはTポイントを利用している会員数が4000万人を突破しています。今でこそ、楽天スーパーポイントなどにシェアを奪われていますが、それでもTポイントは消費者に浸透したサービスであると言って過言ではありません。

それに比べて、Vポイントはどこまで浸透しているのでしょう? お店にいったとき、Vポイントカードはお持ちですか?と聞かれた経験自体がありません。三井住友カード株式会社の力の強さでVポイントカードの名前が残されることになったのだとは思いますが、消費者側が混乱することについては、あまり配慮がされてないようにも思えます。

ロゴマークは従来のTポイントに近いデザインになりました。青地にVの部分が黄色くなっています。このロゴの色合いでTポイントを継承していることを表したいのだとは思いますが、お店に行ったときに、「Vポイントカードはお持ちですか?」と聞かれたら、混乱してしまいそうなことは間違えありません。店舗側も説明する手間が増えるのでレジの待ち行列が増えてしまうのではないでしょうか。

私自身はTポイントカードを持っていますが、ここ最近はほとんど使っていませんでした。Tポイントしか扱っていなかった、例えばガソリンスタンドのENEOSのようなところでも、ENEOS SSアプリを通じて楽天スーパーポイントとの提携が始まったからです。吉野家も含めて複数のポイントサービスが利用できるようになりました。

今後はVポイントとの統合前にTポイントは使い切ってしまって、財布を軽くするためにVポイントカードは利用しないようにしようと思います。

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