西武園は昭和レトロな雰囲気を持つ遊園地としてリニューアルした際に、園内で利用できる通貨は「園」(西武園)という独自通貨にしていました。昭和時代をイメージした買い物や食事ができるように作られた通貨です。
西武園の公式サイトを読むと、「おひとりさま300 園がおすすめ」と紹介されています。園内のものは下記の値段で購入できるようです。
- チヨコレート 30園
- 缶バッジ 20園
- がま口財布 60園
- プリン・ア・ラ・モード 90園
- クリイムソーダ 30園
- ライスオムレツ 110園
- チャレンジボール 20園
- 射的 30園
- 鬼たいじ 20園
- わなげ 30園
確かに300園あれば色々なものを食べたり買ったりすることができます。
ちなみに300園は日本円に換算すると、なんと3600円、12倍の価格でした。とすると、110園のライスオムレツは1320円することになります。あまりの価格の高さに驚いてしまいます。このように園内で価格の感覚が麻痺してしまうことは来園者にとっては分かりにくかったのではないでしょうか。
しかも、園を日本円に払い戻すことはできません。これはひどい話で、園内で使い切らなくてはいけません。本来は必要ないものまで買わなければいけません。
西武園では「利便性向上のため」と説明していますが来園者の評判が悪かったのかもしれません。
なお、現時点でも園内ではクレジットカードや電子マネーが使えるお店が多いので、「1家族300園から500園程度でいい」と紹介しているサイトもありました。
例えば手軽に昭和レトロを楽しめる秩父まで行けば、老舗洋食レストランのパリー食堂で野菜とフルーツたっぷりのオムライスを850円で食べられます。
西武園の来園者数はリニューアル後はどんな形で推移しているのか、とても気になります。
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