川崎の浮島と千葉県の木更津を結ぶ東京湾アクアラインは週末を中心に大変な渋滞が発生するので、なかなか千葉県に行こうという気持ちになれません。週末の交通量が多い理由は東京都心からでもアクアラインを通ったほうが早く内房や外房に行くことができる利便性に加えて、千葉県の方針でアクアラインの通行料金を安く抑えていることが大きいと思います。
最近になって混雑する時間帯は通行料金を高くして、それ以外の時間は安くする仕組みを導入して一定の効果は出ているようですが、残念ながら渋滞は発生しています。
そんなアクアラインに代わって第二のアクアラインを作ろうという話しが最近になって報道されるようになってきました。東京湾口道路とも呼ばれています。この構想、1994年から関連自治体が招致を始めたものの2008年4月に国土交通省が棚上げする方針を決めて、しばらく凍結されていました。しかし、2003年1月にこちらのツイートが公開されると大きな関心を集め、議論が再開されつつあるようです。
東京湾口道路はその名前の通り、アクアラインよりももっと東京湾の入口に近い方に構想されています。三浦半島の南部、横須賀市と房総半島の富津市を結ぶルートです。(現在の国道16号の海上ルート)
上の地図で言うと、横須賀市の青い点々があるところと、富津市の赤い実線があるところを結ぶ区間です。
この道路がもしもできると誰が便利になるのか考えてみました。東京都心や多摩地域から千葉に向かうことを考えると、東京湾アクアラインの方が距離が近くて便利です。
最も東京湾口道路ができることで嬉しいのは関西や東海、熱海、湘南方面から房総半島に向かう車です。横浜横須賀道路を使ってアクセスする形になりそうです。東名高速道路からだと、東名高速道路→町田横浜インター→保土ヶ谷バイパス→横浜横須賀道路→東京湾口道路というルートでしょうか。
このようなルートを通る車が東京湾口道路に分散されたとして、アクアラインでどの程度の交通量が減るのかは少し気になるところです。
現時点では構想路線のままで調査も行われていません。もしも、アクアラインの混雑緩和に効果があるならば前向きに建設に向けた検討を進めてほしいと思います。
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