米アップル社は5月７日に、独自開発した最新半導体「Ｍ４」を搭載した新型のタブレット端末「ｉＰａｄ Ｐｒｏ」を発表しました。価格は画面サイズが11インチの機種は1000ドルから、13インチの機種が1300ドルからとなっています。このiPad Proに搭載されたM4はテキストや画像の生成などのAI機能のために特別に設計された半導体とされています。このM4でどんなAI機能が利用できるのかは、6月10日から開催される開発者向けイベントのWWDCで明らかになる可能性があります。
iPad Proの主な仕様
新型iPad Proの主な仕様は以下の通りです。
- CPU ： M4
- M2の2倍のパフォーマンス
- 半分の消費電力で同等のパフォーマンスを実現
- ストレージ容量： 256GB、512GB、!TB、2TB
- 本体のカラー ： シルバー、スペースブラック
- ディスプレイ ： 有機EL（OLED）ディスプレイ（Ultra Ratina XDR) 1,600nitのHDR輝度
- 2枚の有機ELを組み合わせて輝度を上げる「Tandem OLED」を採用
- 1TBモデルと2TBモデルではディスプレイ表面にナノメートル単位のエッチングを施すことで環境光を散乱させて映り込みを低減する「Nano-textureガラス」を選択可能
- 解像度 ： 11型 2,420×1,668ドット/264ppi、13型 2,752×2,064ドット/264ppi
- リアカメラ ： 1,200万画素、f1.8
- フロントカメラ： 超広角12MP
- 外部接続端子 ： Thunderbolt 3とUSB 4に対応したUSB-Cコネクタ
- 外形寸法 ： 11型：249.7×177.5×5.3mm/444g～、13型：281.6×215.5×5.1mm/579g～
- 日本における価格：11型 168,800円から、13型218,800円から
M2搭載のiPad Airも発売
5月15日から新型のiPad Airを発売することも発表されています。主な仕様は下記の通りです。
- CPU ： M2
- ストレージ容量： 128GB、256GB、512GB、1TB
- 本体のカラー ： ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイ
- ディスプレイ ：「Liquid Retina」
- 解像度 ：11型 2,360×1,640ドット、13型 2,732×2,048ドット
- 反射防止スクリーンコーティング
- True Toneテクノロジー
- P3の広色域にも対応
- リアカメラ ： 1,200万画素
- 最大5倍のデジタルズーム
- Focus Pixelsを使ったオートフォーカス
- パノラマ撮影
- スマートHDR 4
- 手ぶれ補正機能
- 4K/60pの動画撮影
- 外形寸法(Wi-Fiモデル)：11型 247.6×178.5×6.1mm/462g、13型 280.6×214.9×6.1mm/617g
- 日本における価格：11型WiFiモデル 98,800円から、13型WiFiモデル 128,800円から
その他の発表
- 第10世代iPadは値下げ 64GBモデルが58,800円から
- 動画制作アプリの「Final Cut Pro 2」
- 今春後半から、既存ユーザーに無料アップデートとして提供し、新規ユーザーはApp Storeで月々700円もしくは年間7,000円のサブスクリプションとして展開
- 音楽制作の「Logic Pro 2」
- Apple Pencil Pro
- 軸に新たなセンサーを内蔵し
- ユーザーのスクイーズ(指で強く押した状態)を感知してツールパレットを表示
- 独自の触覚エンジンは、ユーザーがスクイーズしたり、ダブルタップしたり、図形認識でスナップしたりすると、確認として軽いタップを返す
- ジャイロスコープにより軸を回転させて、ペンツールやブラシツールの向きを変える機能や「探す」アプリにも対応
- 価格：21,800円
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